日付: | 2016年7月24日 |
場所: | ツルケンシュチュッツとマリアシェネー教会(Türkensturz, Maria Schnee) | 地域: | オーストリア(Austria) 下オーストリア(Niederöstrreich) |
訪問地: | Wien, (A2), Seebenstein, Türkensturz, Seebenstein, Gleißenfeld, Scheiblingkirchen(373m), Thernberg, Schlag, Kaltenberg(833m), Petersbaumgarten, Scheiblingkirchen(373m), Seebenstein, (A2), Wien |
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ウィーンから高速道路(A2)を南に70q程走る。
そこでA2高速は、アルプス方面に向かうS6高速と分枝する。
シーベンスタイン(Seebenstein)という名の村は、その分枝するところにある。 村の人口は1,400人程度。村の南には、鬱蒼とした森が広がり、 その森の奥には、ツルケンシュチュッツ(Türkensturz)とう廃墟がある。 今の世は、つくづく便利になったと思う。 GPSナビは、ウィーンから、しっかりとこの鬱蒼とした森の駐車場まで、70q余の道のりをしっかりと案内してくれる。 この便利さは、気づかないうちに、旅の楽しさを奪ってしまっているのではないかと不安だ。 |
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シーベンシュタイン(Seebenstein)村を見下ろすところに、古城がある。この古城は、いまだ健在だ。
しっかりと手入れがなされ、誰かが使っているようである。時間は限られているが、一般公開も行っているようだ。
さて、ツルケンシュチュッツ(Türkensturz)の廃墟までは、距離にして数キロで標高は380mから610mまで登る。 砂利道があり、マウンテンバイクなら登れそうだ。ただし、今日は、自転車を置いて歩きで登ってみることにする。 ここ数日、蒸し暑い日が続いている。空には、夏特有の雲が浮かぶ。このまとわりつくような湿気を思うと日本の夏を思い出す。 |
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ここは自然公園だ。樹木は計画的に森から切り出しているようだが、生い茂る葉は、まさにこれはジャングルである。
時折、雲間から太陽が顔を出すが、樹木の葉が、太陽光線を跳ね返してまぶしい。思うに、この雰囲気を写真に残そうと思うが、 その100分の一も表現できないのが残念だ。それだけ自然が奥深いということだろうか。 |
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廃墟には、ほどなく到着した。途中何人かのハイカーとすれ違った。ほとんどの人が荷物を持たない軽装のところを見ると、
どうも廃墟までの往復を毎日の日課にしている人たちのようだった。シーベンシュタインから往復で2時間弱。ちょっと長距離だが、
毎日、この往復を徒歩で繰り返したら、さぞかし、健康には良いだろいうと思う。
廃墟の横にベンチがり、そこにはマウンテンバイクで登ってきたと思われる2名のサイクリストが休んでいた。 ずいぶん、メタボ系のサイクリスト2名だなあと感心する。 廃墟からは、遠くのラックス山系、そしてシェネーベルグの山々を見渡すことができる。 これだけの視界があるということは、今日の天気は、そんなに悪くなることはないのではないかと思う。 |
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廃墟の横で、コヒーを一杯飲んで下山してきた。時刻は午前10時50分だ。
これでウィーンに帰ってしまうのは勿体無い。少し、自転車で走ってみようかと考える。 空から雨粒は落ちてこない。空を黒い雲が覆うわけでもない。まあまあの天気ではないか。ただし、蒸し暑いのは辛い。 |
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自転車で走り始める。オーストリアは良いところで、ちょっとした田舎には、至るところに自転車道がある。
その自転車道は、ジーベンシュタイン自然公園を左手に、右手に田園風景を観て走る。遠くに夏雲が浮かぶ。 7月末、夏の真っ盛りで小麦の刈り取りも終わった畑が、夏の強烈な太陽光線を浴びて金色に光っている。見事な風景である。 その横で、背の伸びたトウモロコシの先端の葉が風に揺られて太陽光線を跳ね返している。 日陰の下の走りは、吹く風が心地良いが、日光の下の走りは辛い。 |
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テルンベルグ(Thernberg)の村から南に向かう。とたんに道は登りになる。
カルンテンベルグ(Kaltenberg)の村まで、標高差450mの坂登りだ。
ゆっくりとペダルを漕ぐが、私を包む空気は、日本並みの湿度があるようだ。すぐに、額から汗が流れ始める。 良い運動だと思い、汗など気にすることなく、ペダルを回し続ける。ただ、サングラスが汗で濡れて、視界がぼやける。 えっこらさ、どっこいさと4拍子を心で唱えながら登り始める。 |
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標高が800mを越える。森の中を走っていたが、突然、パ〜と視界が開ける。平原の中に出た。
緑の牧草地に混じって、収穫期が迫る小麦畑が見える。
実は、この小麦畑で気になっていたことがある。一か月前程、オーストリアは悪天候が続いた。 強い風が吹き、強い雨が降った。そのために、いくらかの小麦畑の小麦が倒れた。 ちょうど日本で、台風のために、田んぼの稲が倒れてしまうことが、オーストリアの畑で起こったのである。 このような時に、オーストリアではどうするのかなあと疑問に思っていた。 そして、今、こうして小麦畑を眺めてみると疑問の答えがわかった。こちらでは、倒れた小麦に対して、何もしないのである。 要は、倒れた小麦は枯れてしまうが、収量が減るだけだという考えである。例えば、2割の小麦が倒れたたら、小麦の収穫量が 二割減るだけだとう考えである。なるほど、ずいぶんとあっさりとした考えだ。 草原の遠方に、場違いに大きな教会の塔が二つ見える。マリア・シェネー教会だ。教会は、きれいにペンキが塗られ、とてもきれいである。 そして、夏空と見事にマッチしている。 |
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マリア・シェネー教会の建物横に良い具合に日陰があった。そこで、コヒーを飲みながら一服する。
標高800mの高原の日陰は、心地良い。東に見える山々に黒い雲が立ち込めているのが見える。雨でも降っているようだ。
幸い、頭の上には青い空が広がっている。 カルテンベルグ(Kaltenberg)の村を離れる。道路は、急傾斜の下りになる。右へ左へと道路は折れ曲がり、どんどんと高度が下がる。 そしてあっという間に、標高300m台に降りた。 |
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シャインブリンクキルヘン(Scheiblingkirchen)の村に着く。村の中心街で市場が開かれており、2軒の店が開いていた
その2軒の店の横に、日曜日でも開店しているカフェがあった。ちょっと時間的に早いので、少し、休憩していくことにする。
カフェは、パン屋を兼ねていた。店の売り場には、若い娘さんが3人いた。お客さんが少ないらしく、私が店の扉を開けたときに、 3人がじらりを私を凝視した。 |