日付: | 2016年4月2日 |
場所: | バデンベルガー自転車道(Badenberger Radweg) | 地域: | オーストリア(Austria) 上オーストリア州(Niederösterreich) |
訪問地: | Wien, (car), Gföhl, Jaidhoh, (Badenberger Radweg), St. Leonhard, Wegscheid, Krumau am Kamp, Eisengraberamt, Eisengraben, Gföhl (car), Rapportenstein |
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午前6時に起床。午後7時過ぎにはウィーンを自動車で出発した。
高速道路と一般道を走って2時間弱、ウィーンから南西に90km離れたグフェール(Gföhl)の町に着いた。
天気は快晴、まさに絶好のサイクリング日和の訪れだ。自動車を町のサッカー場の駐車場に停める。そして走りだす。 春とは言っても、外気温は摂氏3度。まだまだ、冬用の手袋を手放せない。 グフェール(Gföhl)町の教会前に市場が開かれている。何を売っているのかなと覗いてみる。 三色すみれなどの花を売っている。中には、なぜか卵を台の上に載せて売っている屋台もある。 不思議なことに売り子のほとんどが老人で、お客も老人ばかりだった。この町も高齢化社会の問題あるのかなと思う。 |
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グフェール(Gföhl)から北に数キロ走る。右側に大きな修道院のような建物が見えだす。壁が綺麗に白と黄色で塗られた立派な建物だ。
村の案内所の看板に、ヤイトホーフ(Jaidhof)城とある。
入口に柵はない。扉もない。ここが私有地である看板立札も見当たらない。ただし、ゴミ一つ落ちていない厳粛な建物で、敷地に入っていってよいのかなあと迷う。 近くの森から、鳥の鳴き声が響き渡る。なんとも立派な城だ。どんな人が住んでいるのだろうか。興味は尽きない。 |
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バデンベルガー自転車道(Badenberger Radweg)と言っても自動車は通行する。
ただし、週末のせいか、自動車は10分に一台通るか通らないかの頻度ぐらいだろうか。或は、午前だから人がまだ外に出て来ないから道がすいているのかな。
農家がところどころに立地する。散村形態だ。 思うに、生まれた時から、このような景色の中で生活していたら、これが当たり前にだろう。 逆に東京のようなごみごみしたところを観たならどんな思いに駆られるのものなのだろうかと考えた。 どうしても日向の物陰がないのである。 風が出てきた。ちょっとした高台にいるせいだろうか、とても寒いのである。 日は差しているので、どこか風のない物陰に入って、ゆっくり休んでいれば体が温まると思う。ただし、悪いことに、風は太陽の方向から吹いてくる。 どうしても日向の物陰がないのである。 |
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黄色の小さなチャペル。16世紀の終盤に建てられたという。その後の1680年に大発生したペストの際に、このチャペルで多くの人が祈ったという。
当時は、ペストで村が全滅してしまったこともあったという。今は、医学の進歩のおかげで、ペストを語ることもない。時代は、どんどん変わっていく。
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このような光景を目にすると、オーストリアという国は、ほんとうに治安の良い国だと思う。
道端にステンレス製の牛乳タンクが無造作に置かれている。それも2か所にあった。誰れも盗んで行く人がいないのだろう。
誰か、愉快犯が毒でもタンクに放りこまないのかなあと心配する。
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この辺りはカンプ川(Kamp)が流れている。 ドナウ川の支流の一つだ。 カンプ川には幾つものダムが作らており、それが人造湖(Kampsee Thurnberg)になっている。
夏の間は、ボート遊びを楽しむ人たちも多いようだ。ただ、今の季節はここを訪れる観光客はいない。
このカンプ川に造られたダムは1953年にできたという。 出力は1,350kwというから、現代の家庭なら100戸分程度の電力kだろう。1メガワットの風車、一台の電気出力と同じだ。それを考えたら、ずいぶんと可愛いダムだ。 |
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すでにバデンベルガー自転車道(Badenberger Radweg) を離れ、MTB用の山道に入っている。もちろんダート道だ。
地図で見る限り、2km〜3kmの山道だろうから、自転車を気遣って手押しで進む。
というか、小石がゴロゴロし、水たまりでぬかるんでいたりと、ペダルを漕いでは進めないのである。
森の中は、鳥たちのさえずりでウルサイくらいだ。とにかくよく鳴く鳥たちなのである。冬の間は、君たちはいったい何をしていたのうだうか。 |
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クルーマウ(Krumau am Kamp)の村に到着する。時刻は午後12時半を少し過ぎている。今日は土曜日、村内にあるスーパーマーケットは、
午後12時半に閉まってしまったようだ。ギリギリアウトである。今日は、昼食を午前10時頃に食べてしまった。あまりにお腹が空いていたのである。
それで、チャンスがあればどこかでパンか何かを買おうかと考えていた。残念ながら、その希望はかなわなかった。
腹が空いて判断力が弱ったのか、クルーマウ(Krumau am Kamp)で進むべき道を間違った。 カンプ川沿いの自転車道を進みたかった。しかし川沿いではなくて、高台に向かっていく道を選んでしまった。 34×30のギアで坂道を登っていく。ゆっくりだが、脚の四頭筋にかかる負荷が、何んとなく気持ちが良い。 いいかげんで登っていくと、どうもおかしいのではないかと気付き始める。遠くに、自転車道を差し示す看板が見える。そこで現在位置を確認をする。 何んとカンプ川(Kamp)川から数キロも北に移動してしまったようだ。周りの景色は、これは川沿いの景色ではなく丘陵のそれだと、わかってから気付く。 しかし、この広大な景色には、見とれてしまう。素晴らしいの一言だ。 |
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クルーマウ(Krumau)城だ。荒城ではなくて、現在でも人が住んでいるような様相だ。現代の21世紀に、いったい、あのようなお城に住める人は、どんな人なのだろうかと思う。
大地主か大金持ちか、どのような形であれ、どう考えても財力が無ければ無理だろう。親の遺産か、何かでヤマを当てた成金だろう。
しかし不思議だ。この世のシステムは、どうして富の偏在を生じさせてしまうのだろう。
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今日は、土曜日。好天だ。畑には、大型トラクターを使って何やら作業に精を出す人達を多く見かける。
思うに、畑で使う機材が、とにかく大きいのである。
私が、普段、スーパーマーケットで買うパック詰めの野菜のつつましさを想うと、畑ですごい音を立てて大型トラクターに違和感を感じるのである。
森の中で、鳥たちはさえずる。畑には多くの農民が繰り出して、今年の収穫に向けた準備に忙しい。 また、ウサギたちも、パートナ集めのために、畑を駆け巡る。まさに、世は春だ。 |
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