日付: | 2015年10月25日 |
場所: | 聖ヨハン教会(Sankt Joharn bei Herberstein) | 地域: | シュタイアーマルク州(Steiermark) オーストリア(Austria) |
訪問地: | Großwilfersdorf, Kaaisdorf, Feistritz, Kroisbach a.d. Feistritz, Kaibing, Sankt Joharn bei Herberstein, Kaibing, Großwilfersdorf |
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ネステルバッハ(Nestelbach bei Graz)は、オーストリア第二の都市グラーツ(Graz)市の東方に位置する。
小さな村だ。教会の隣にレストランを兼ねた地元のホテルがある。泊まったのはこのホテルで、朝食付きで32ユーロ(約4000円)。
老夫婦が経営するホテルで、フロントで待ち構えた主人は、かなりの高齢者だった。私は予約している者だと告げると、お前の予約は されていないと言う。なんやらかんやら、超初歩のドイツ語で言っているうちに、2泊なら部屋はあるよとのことだった。 通された部屋は屋根裏部屋で、その時は、この値段ならまあまあかなと思った。 |
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部屋でしばらく休んでいた。どことなく寒さを感じる。部屋の暖房を確認したが、まったく効いていない。
シャワーもお湯がでない。これは困る。汗でびっしょり濡れてしまった体を綺麗にできない。
たまらず、2階から地上階にあるフロントに行って、年寄り主人に苦情を言う。すぐに部屋まで上がってきてくれて 暖房器具を調整する。暖房が始まった。そしてシャワーから温水が流れ始めた。 ところが、10分もすると部屋の暖房は切れてしまった。ただ、シャワーは温水が出るので、再度、オヤジに文句を言うのも 疲れたので、部屋で毛布をかぶって寝てしまった。疲れているから、寝入りは早い。 朝、目覚めて村を少し散歩した後に、ホテルの食堂に行く。私以外に誰も泊まっていないだろうと思っていたが、数組の旅行客 がいるらしいことがわかった。この季節でも、意外に旅行客がいるものだと感心する。 |
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秋の空模様は変わりやすいと言うが、まさにそのとおりだった。
霧が立ち込めているのか、視界がすこぶる悪い。朝霧なら、昼間は晴れ上がるだろうと淡い期待を持つ。
グロースウィルファースドルフ(Großwilfersdorf)の村に車を駐車して走りだす。今日は、 フェイストリッツ(Feistritz)川沿いに数十キロ続いている自転車道をゆっくりと走ってみるつもりだ。 |
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今日は日曜日。そして今日から冬時間になった。時計を1時間遅らせるわけだが、そのため、日没が早くなる。
一日の予定をしっかりと立てないと、目的地まで到着するまえに暗くなってしまう。
ヨーロッパの冬は辛い。太陽はたまにしか顔を見せないし、天気も安定しない。 何より、昼間の時間が短い。そのためアウトドア派にとって、いろいろと活動の制限を受ける。 農家の人達も同じだろう。日曜日だろうと昼間は、かなり集中して働く。これは尊敬する限りだ。今の季節、 トラクターで、来春に備えた畑の土養生が主体の作業のようだ。ひっきりなしに、いろいろなところで大型の農機具を目にする。 |
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少し、面白い景色に出会った。このあたり、カボチャ栽培は、カボチャ油採取を目的にして行っているようだ。
畑にカボチャの皮の部分が散在し、ところどころにカボチャの新芽が生えている。この緑がとても初々しい。
ちょっと前まで、大量のカボチャをなんのために栽培するのかわからなかったが、いろいろ調べてみると 油取のためだということがわかった。今日は、そのズバリの証拠を観たことになる。 |
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リンゴ畑の横を通る。真っ赤な色をしたリンゴがたわわになっている。さすがに商品用のリンゴらしく、畑のまわりに
柵が設けられている。ただ、ちょっと手を伸ばせば、獲れてしまうところが面白い。こののんびりさが、心地良い。
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平地ばかりをサイクリングしていたので、少し、退屈する。川沿いのサイクリング道を外れて、ちょっと道草をしてみる。
フェイストリッツ(Feistritz)川は、構造谷を走っているのだろうか。川の両側にちょっとした丘が連なっている。 この丘を越えて、隣に行ってみることにする。この丘越えは、結構、辛い。なんと20%近い坂を登らなければ越すことができない。 幸い高低差が数十メートルなので、ちょっとの辛抱で乗り越えられるが、すぐに息が上がってしまう。 丘を越えると、丘の斜面は、葡萄畑になっていた。ちょうど、葡萄の葉が黄色に変わり始めた頃で、夏の様相とはかなり違う。 季節は、どんどん、人を待たずに進んでいく。 |
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オーストリアは、人工のセメント製プールは少ない。その代わりに、国内の至るところで、屋外に水たまりを作って、
自然を生かしたプールを観ることができる。海を持たない歴史的な背景があるのだろう、池や川で水遊びをするのが習慣のようだ。
この池のまわりを一人のオバサンが走っていた。ちょっと小太りで、恐らくダイエットのためだろう。 このオバサンが、なぜか私に挨拶をしてくれた。私も挨拶をし返した。そして30分後。私が道端のベンチで食事をしていると、 このオバサンが私の前を通り過ぎた。 そして一言、「よい食事を」という言葉を残していった。なぜか、その時の笑顔がとても印象的だった。 |
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聖ヨハン教会(Sankt Joharn bei Herberstein)を目指して急坂を登ろうとした。
その時に、急に、自転車に乗った一人の男の人から英語で声をかけられた。
その人は、私の自転車をみながら、「君の乗っている自転車を私は見たことがない。とても変わった自転車のようだね。」 と話しかけてきた。かなり自転車のメカに詳しいらしい人のように思えた。小さくするために、GIANT MR4特有のエアークッション を指さしながら、これは輪行しやすくするためのものだろうねと言っていた。 そして、親切にも私のタイヤの空気圧を指で確認しながら、「もう少し、空気圧を高めた方が良い。 小石を踏んだ時に、パンクするよ」と教えてくれた。 |
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