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日付: 2015年5月14日
場所: ゾイチヤッシャ村 (Zeutschach:標高1040m) オーストリア(Austria) スタイヤ―マルク州(Steiermark)
訪問地: Wien, Judenburg, Neumarkt, Zeutschach(1040m),  Metnitz, Oberhof, Friesach, Hochrindl


 


午前4時の出発

   今回の遠征には、若干の緊張がある。 自家用車を使っての初めての遠出だ。 前日に荷物のパッキングをする。抜けりなくやる。 電車の旅なら、荷物の量が限られる。当然、持ち物を少なくなる。 ところが、自動車の場合は、いろいろなものを持参できる。自動車遠征のメリットだ。 ただ、何を持っていくか迷う。一長一短だ。  

 午前3時15分に目覚まし時計をセットする。ちょっと張り切り過ぎだ。 朝食を摂って、午前4時前に出発だ。まだ外は暗い。 高速道路をしばらく走ると、夜が白み始めた。  

 

 


天気はまあまあ、走りのスタート  

   ちょっとウィーンを早く出発し過ぎた。 ウィーンから200㎞程度のところにあるエーデンブルグ(Judenburg)で休息。 街を散歩する。何でも、ナポレオンが、この街を訪れたとのことだ。  そこから一時間かけて、ノイマルクト(Neumarkt)の村に向かう。

 そのノイマルクト(Neumarkt)が今日の出発点だ。ここは、 ジットビットコーゲル(ZirBitzkogel-Grebenzon)国立公園近くにある街だ。 ここの国立公園がどんなのか、立ち寄ってみることにする。



 


雨あがりに眩しい緑  

   天気は不安定だ。東方に標高2000m級の山々(シートラーアルペン:Seetaler Alpen)が 時折雲の中に入ってしまう。また、時折、太陽が顔を出す。朝日が、逆行で眩しい。  

 ノイマルクト(Neumarkt)は、林業が盛んな村だ。駅舎の横には、大きな製材工場がある。 その工場の前を通過する。独特の木材の臭いが漂う。村を出て、ほんの数百メートルで もう森の中だ。  

 

 


  標高1000mは、今が新緑の季節  

   森の中は、結構な登り坂だ。着ていたセーターはすぐに脱いだ。時折、大型の農耕車両 が通り過ぎる。「キリスト昇天日」の祭日なのに、働いている人は働いている。  チェントシャッハ(Zeutschach)の村は、ノイマルクト村の西4㎞にある。 標高1000mに位置している。国立公園の中の村だ。

 農家の前を通り過ぎる。何の木だろうか、白い花をつけて満開だ。村は、 今が新緑のピークだ。



 


  絵になる風景  

   村の入り口に看板が立っている。その看板には、村の概要が書かれいる。 標高は1,040m。人口は250人などと、とても親切だ。この種の看板は、 手っとり早く、村のことを知るには便利だ。

 小川がある。その小川の横に一軒の小さな家が建っている。その風景が、 とても絵になる。横に、牛が放し飼いにされている。 その中の2頭の牛が、暇なのか、こちらを眺めている。とても長閑だ。



 


 湖畔の農家  

   この村には、多くの池がある。どれも釣り人で溢れている。 池の横に看板が立てられている。その看板に過去に釣り上げられた巨大魚の写真が 張ってある。どれもこれも1mを超える大物ばかりだ。

 釣り人を眺める。釣り人は大物を狙っているかのように、じっと待っている。 時折、何かを釣り上げているようだ。ただし、どれも5cm程度の小魚のようだ。 頑張ってくれ。



 


場所を移動  

   スタイヤ―マルク州(Steiermark)からカルンテン州(Kärnten)に場所を移す。 縮尺が15,000分の一の地図に美しい景色を楽しめられる道に緑線が引かれている。 フリアッハ(Frieach)の街から西に延びる道だ。

 そこを走る。



 


天気は回復傾向  

   平地に麦畑が広がる。青空が見える。その晴れ間から射す5月の陽射しが 緑を際立たせる。なんとも美しい景色だ。



 


午後の走りはこれで終わり  

   25㎞程の緩い登り坂を楽しむ。それにしても下草の緑がすごい。

 空が曇りだした。時刻は午後2時半だ。少し、早いが今日は、午前3時起きだった こともあるから、ここで、今日はあがるとする。



 


宿舎は、標高1500mの高地  

   宿舎は、ホッヘリンドル(Hochrindl)というスキーリゾート地にある。 車のナビにしたがって、ドンドン坂を登った。何と、標高は1,500mまで上がった。 これ、自転車だったら大変だ。

 宿の場所を見つけるのに苦労する。こういうときに村の看板があればと思う。やっとの ことで見つける。ドアの前に「歓迎」の看板が出ている。鍵はかかっていない。 中に入る。呼び出すが返答はない。玄関に戻って、インタホンで話してみる。 すると小学生くらいの子供が出てきて、ドイツで何かを言いながら、私の部屋を案内して くれた。

 シャワーを浴びて、ベランダでワインを飲む。これは最高だ。