|
天気予報が恐ろしいほど当たる。
昨夜の予報では中部イタリアは一日中、雪だという。
イタリアの国土を見る限り、中部イタリアのアドリア海側が最悪だ。
どうも、低気圧が居座っているらしい。
午後6時に起床する。窓の外を眺める。昨日は積もっていなかった宿の 前の斜面が雪化粧だ。これじゃ、自転車は走れないなと思う。朝食を摂って、 明るくなった外を眺める。やっぱり、横殴りの雪が舞っている。 ああ、これは残念だ。運がない。 |
![]() |
|
海岸に面して、昔の砦がそびえている。壮観な姿だ。
ここであれば、宿から歩いて行ける。雪の影響は受けない。
ここを訪れて天気の様子をみることにする。
海岸は風がとても強い。「風の花」ができて、風に飛ばされている。 雪片が風に飛ばされて顔にあたる。思わず、持っていた防水用の ズボンを履く。寒さ除けだ。空は一様に真っ暗ではなくて、ところどころが 明るくなっている。少しは救いがあるようだ。 |
![]() |
|
午前九時だ。体が芯まで冷えた。天気は一向に良くならない。天気予報通り、曇り時々雪が
続くのだろうか。店のマスターは、愛想の良さそうなお姉さんだった。
エスプレッソとパン1つを注文する。テーブルで体を温めながらゆっくり と食べる。しめて1.9ユーロ(250円)なり。 |
![]() |
|
一時、空が明るくなった。歩きな、近くの山に登れるのではないかと
淡い期待を抱く。登り道の入り口を目指す。
ところが、天気はすごい様相になった。顔に当たると痛いような 雹が空から落ちてくるようになった。これじゃやってられない。 |
![]() |
|
それでは、ピネット(Pinet)の街を諦めて、10q程離れた
ペスカーラ(Pescara)の街に行くことを考えて、駅に向かう。
駅に着くが、電車が動いていない。
これは完全に降伏だ。こんな時は、宿に帰ろう。そして 昼間っから酒でも食らおう。 |
![]() |
|
酒やらつまみをピネットの街で買って、宿に帰る。
午前11時だ。ちょっと酒を喰らって酔っぱらうのには早い。
条件は悪いが、宿の裏山に登ってみることにする。
幸い天気は小康状態だ。
一歩一歩、足元を確かめながら雪の登坂を登っていく。 車の轍は見える。こんな日にも上に登っていく人がいるようだ。 しだいに見晴が良くなる。宿の建物も見え始める。 |
![]() |
|
雪がぱらつく中を1時間程歩く。標高は、目測で200m位だろうか。
峠に到着する。
地形的なものだろうか、峠はすごい風が吹いていた。とても写真を 撮っているような優雅さはない。 腹が減ってきた。幸いに背中に背負ったリュックの中には昼食用の食料が 入っている。しかし場所をどうするかが大きな問題だ。 今日もラッキーだった。どこかの家の玄関前の壁が、ちょうどよい 風除けになった。 |
![]() |
|
写真の壁の横で昼食を食べた。通り過ぎる車の中から、
何をしているのかと心配しながら通り過ぎていく。
それはそうだろう。こんな悪天候な中で、ゆっくり昼食 を食べているオッサンは、どう見ても変だ。 |
![]() |
|
宿に着いたら午後1時過ぎだった。ちょっと早いが、
やることもないし、ちょっと早いお正月気分で、ワインを1本、
ゆっくりと平らげた。
|
![]() |
|
外では雪が降り続いている。気温は摂氏2度だ。
海岸近くだから、積雪は少ないが、これは明日が心配だ。
なんとか良い天気になって欲しいものだ。 |
![]() |