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さあ本格的な走りを始める。寒いと言ってもウィーン程ではない。
クリスマス明けの一日。街は静かだ。昨夜は少し飲みすぎた。頭が少し痛い。
しかしこの歩道はすごい。よくぞこの色を選んだものだ。わかり易いと 言えばわかりやすが、ちょっと目に痛い。道端のオリーブ畑から「ウィン、ウィン」と鳥の鳴き声が聞こえる。 飼育している鳥が鳴いているかと思ったら、これは自然の鳥の声だ。 |
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坂を登り始める。どこもかしこも新鮮に見える。シャッターをバンバン落とす。
道端横にブドウ畑を見つける。まだ、葉っぱが色付いている。秋の雰囲気が
ただよう景色だ。
言われてみればそのとおりだ。落葉樹は12月末というのに、まだ完全に落葉を終えていない。 さすがに中部イタリアは南の国だ。 |
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急に視界が悪くなった。そして、小粒な雨に続いて本格的な雨が空がから落ちてきた。
急いで雨着を着る。しかし、靴と手袋は防水ではないので、道沿いの
松の木の下で休む。
天気予報のとおり、朝方は雨が降った。ただ、午後は晴れるという。雨の後の午後の 陽射しが美しいことを信じて、雨があがるのを待つ。 |
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松木の下では、雨宿りの場所として十分ではない。雨の中を無理して走る。
幸いにも、今日はクリスマス明けの休日だ。どのレストランも閉まっている。絶好の雨宿りの
場所としてレストランの駐車場を選ぶ。ラッキーだ椅子もある。
風は冷たい。しばらく休んでいると寒くなる。風のこない物陰に隠れて 雨が止むのをまつ。持ってきたコヒーを飲む。待てば待つほど、雨は止まない。 東のそらが、どことなく明るくなってきた。そして雨が小降りになった。走りの再開だ。 |
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欧州の街は、ある程度の大きさに村のなると、かならず教会がある。
そして教会が街の中心だ。
カフェやスナック以外の店は全部閉まっている。その営業している店に 常連客らしい人が集う。どことなく年寄が多い。やることがないのだろう。 |
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アトリ村は標高442mに位置している。村の回りは展望台で囲まれている。ここから
アドリア海や国立公園のグラン・サッソーの山々を眺めることができる。
雨上がりの空気は澄んでいる。視界はすこぶる良い。雨に濡れた緑がすごい色を出している。 風が強いのが残念だが、景色は最高だ。 |
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なんと綺麗な景色だろう。日本では、そうはそうこんな景色には巡り会えない。
午後の斜めの陽射しを受ける緑。言葉にできない、美しさだ。
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この辺りは、バンブー(竹)が生えているが、これは日本でも見られる。
ただ日本では、かなり南の暖かい地方だけだ。
景色は刻一刻と変わっていく。まるで人生の一コマ一コマのように、じっとしていない。 夕日に映える一本道。時間は過ぎる。 |
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