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昨日は、ドナウ川中州の南部を下った。今日は、北上し北端を目指す。出発点の距離は12.3㎞だ。
天気は昨日と同じように雨が降っているような降っていないような変な天気だ。気温は、恐らく摂氏5度以下であろう。体感温度はかなり低い。 |
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ウィーン市内近くは、かなり観光地化されており、ちょっとしたカフェが、ところどころに見られる。
ただし、今は、11月末だ。誰もいないし、店は閉まったままだ。どことなく寂しさが漂う。「誰もいない海」とはこんな感じかな。
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道路には、ところどころに、自分が今、中州の中のどこにいるかがわかる概念図
が書かれている。これは面白い。橋の位置を頼りに、あと何キロで北端につくかがわかる。
なんでも大人の1歩が2kmだそうだ。地図によれば全長は22km程とのことだが。
霧雨混じりの生憎の天気だ。ただし、サイクリングやジョギングを楽しむ人達がひっきりなしに通る。 東側の新ドナウの向こう側にA22の道路がある。この道路から流れてくる自動車の騒音が意外に耳障りだ。 |
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いったいこれは何だと立ち止まった。一本の木を引き抜いて、それを逆さまに吊り下げただけのオブジェだ。
この作者は何が言いたいのだろうと考えてします。
寒いせいか、頻繁にトイレに行く。でも、水筒を持ってこなかった けど大丈夫かなあ。 |
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出発から5kmを過ぎると人工物が少なくなる。その代りに植林した森が続く。
ドナウ中州は南側は、地形的にも物的には、かなり自然が大胆だが、北部は単調だ。
巨樹もあまりない。北側の方が後にできたのだろうか。
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寒い風が東側から吹く中を歩き続けて、午前11過ぎに北端に着いた。
鳥たちが、川の上でゆっくりしていたが、私が近づいたせいか、びっくりして
逃げていった。
北端の新ドナウ川には大きなダムがある。このダムで水をせき止めて ドナウ川の水を、ドナウ川の本流に流しているようだ。訪れて、初めてわかった。 昼の盛り、多くの散歩客がダムを渡って、中州まで遊びに来ている。 |
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ドナウ本流の隣に、小さな入り江があり、沼のような感じになっている。
風景の多様化には役立っているだろうが、まだ造ってから時間的に若いようで
風景の中への溶け込みが今一つだ。
立派な沼になるには、あと50年はかかるかな。 |
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北端に向かう道沿いに「桜の森」という日本語のパネルを見つけた。どこにあるのかな思いつつ歩いた。
結局、見つけられなかった。
北端からの帰り道で石碑を見つけ、その石碑にここは「桜の森」という記載をい見つけた。
なんでも、日本の芸術団体が、この日本庭園の建設に協力したとのことだ。今は、季節ではないが、 春にはカンザクラが咲くという。ただ、冬のせいか、それぞれの木々は、元気がないようだ。 風が強すぎて、成長がうまく行かないのかな。 |
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午後1時半過ぎに、出発点の Reiches Brucke 橋に帰ってきた。水筒の持参を忘れた。そのため、後半の
歩きは、喉がカラカラ状態だった。
Reiches Brucke 橋は、中州の中心だ。ここから、ドナウ川の遊覧を楽しむ観光船が多く出発している。 一度、あれらの船にも乗ってみたいものだ。 |
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今日は日曜日だ。どこもスーパーは閉まっている。地獄で仏か、一軒のスタンドが開いていた。
そこで、ケバブのサンドイッチと500㏄のビールを買う。寒い中を歩いた後、乾ききった喉を通る
ビールは、ほんとうに最高だ。
今日一日の疲れが吹っ飛んだ。しばらくすると、猛烈な眠気が襲ってきた。 |
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