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フランツ・ボン・教会(Hl.Franz-von-Assisi)の横を通って、ドナウ川の中州に移動に移動する。残念ながら天気は今一つだ。
おまけに、とても寒い。
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ここら辺りは都心だろう。高層ビルが立ち並ぶ。中州をドンドン南下する。この中州は、
19世紀の後半にドナウ川を浚渫した際に要らなくなった土砂という話だ。
やはりここは都会の近くだ。車の騒音が、遠くから流れてくる。結構、気になる。 |
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2km程歩くとしだいに都会らしさが消えて田舎風の風景に変わる。そして道が延々と続く単調な景色になる。
しばらく歩くと右手のドナウ川に漁船が現れた。網に付随した家が別荘に使えそうだ。 趣味で楽しむ人がいるのだろうか。それとも生業にしている人がいるのだろうか。 |
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細い中州の中を歩いているのを忘れて森の中にいるような錯覚だ。
晩秋か、というか、もう冬だ。小雨が降り続く道を歩く。時折、サイクリストに出会う。
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変わり映えのしない道をひたすら歩く。道には、100m毎にゴールまでの距離が書かれている。あと約4kmで、南端に到着するようだ。
上がり下りがあれば、それなりに歩きにアクセントがつくのであるが、、。
遠くから流れてきていた騒音も聞こえなくなってきた。
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クリスマスのデコレーションが店の前に飾ってあるが、人っ気がない。
夏限定の海の店のようだ。冬は、店を開けていても誰もこないのだろう。しかし、 夏の間の数か月の開店だけで、やっていけるのだろうか。立派な建物なのに、 夏だけ営業はもったいない。 |
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ちょうど正午に中州の南端に到着だ。着いてみたものの、何もない。看板もない。
えらくあっさりとしている。これも国民せいかな。
ここで、ドナウ川の本流と新ドナウ川が合流する。どことなく、あっけない。 着いてみれば、こんなものかな。 |
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霧雨は降り続く。とても寒い。服は濡れ、手袋も部分的に濡れている。
ビールを持ってきたが、ゆっくり優雅に食事という雰囲気ではない。
震えながら飲むビールは美味しくない。こんな時は、熱いコーヒーの方が よい。次は、いろいろと考えよう。 |
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Donau Insel(ドナウ川の中州)の南端は、ヌードビーチで有名だそうだ。
当たり前だが、だれもいない。白砂とは言えないが、まあまあだ。壊れた安楽椅子が
さみしく転がっていた。
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しかしこの風景はすごい。これは川の中ではなくて、深い山の中の景色だ。
冬近し。静かな山の中を歩いている錯覚に陥る。
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川の水をせき止めて、発電に使っているとのことだ。
この水力発電所の他に、風力発電所も中州にある。
山の中でなくて、こんな平地に水力発電所とはすごい。
川沿いに釣りを楽しみ人が1名いた。ドナウ川で釣れる魚は、さぞ大物だろう。
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午後3時過ぎに、出発点まで帰ってきた。
12.2kmの道しるべ。一日中、雨降りが続いた。
寒い一日だった。
これからドンドン寒くなるかと思うと、冬は自転車には乗れないなあと思った。 |
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