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 泊まった街は、かっての温泉保養所だ。その街と国道は、20世紀前半に
造られた橋でつながっている。 鋲でしっかり鉄と鉄をつなぐ、芸術的な建造物だ。フランスには、国中至る所に このような素晴らしい建造物がある。 | 
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 歴史的な建造物を思わせる建物は、現在、閉館中だ。中を覗いてみたが、ほんの数年前まで
営業していたような形跡がある。隣街のアックス(Ax-les-bains)にお客を取られてしまったのだろうか。
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 本日の目的地に向かう電車の出発時刻が午前10時21分なので、それまでトラスコン
の旧市街を散歩する。同じ色の屋根瓦が、まわりの景色にぴったりだ。 昨夜、雷が鳴り、激しい雨が降った。その名残が、山々にガスとなって残っている。 | 
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標高472mのトラスコンの駅から標高1,562mのポルテ・ピュイモルン(Porté-Puimorens)の
駅まで登るのに、電車は1時間以上かかった。降りた客は私だけ。天気は、最高に
晴れあがった。高原の日差しが、とにかく眩しい。
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 ポルテ・ピュイモルン(Porté-Puimorens)の村を散策する。一軒の
古めかしい家を見つける。なんとも趣のある家だ。
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 パッサン池(標高1,728)は、ダムでせき止められた人口の湖だ。
湖の周りは、バカンスを楽しむ人たちでゴッタがえしている。 パッサン池(標高1,728)の湖畔に、バカンス客相手のスナック屋が空いていた。 フランス語の苦手なおばんさん店員は、眼の前で、私が注文したサンドイッチを造ってくれる。 カモンベール入りのハムサンドを頼んだ。ところが出てきたのは白チーズのハムサンドだった。 まあ、これで良いやということで、それを食べる。ところが、蠅を一杯体につけた馬が、私の ところに寄ってくる。これには困った。 | 
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 天気が良い。昼食後、少し歩くことにした。パッサン池の周りの木に自転車を縛り付ける。
そして山道に入る。目指すは標高1,896mにあるフォンビーブ池だ。
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歩く。少しずつ高度があがっていく。するとまわりの景色の雰囲気もドンドンと変わっていく。
すれ違うグループに子供が多い。バカンスシーズンである。耳にする言葉は、スペイン語だったり
現地語だったり、またフランス語だったりと多種多様だ。
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これだけの高地にある池だ。もっと神秘的な池を想像していた。
ところが、観光客で一杯である。ちょっと残念だ。
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 池を抜けて、滝にでくわす。そこでは多くの観光客が、水遊びをしていた。
と言いっても、水が結構冷たいらしく、水際で遊んでいたと言った方が正しい。
 ビキニの若いオネイサンの腰のクビレがすごい。これも自然の造形物と思えば、
大自然の一部だ。
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 山遊びを終えて、宿泊地のピュイセルダ(Puigcerda:Spain)に向かうために、国道を
南下する。地面からのアスファルトの照り返しがすごい。途中、
花崗岩の山々が造る独特の地形が拡がった。この暑さがなければ、最高なのだが。
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 川が国境だ。交通標識、広告の文字がガラっと変わる。すごいものだ。
今晩は、スペイン川で宿泊だ。理由は、ただ単に、宿泊料が安いだけだ。
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