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天気予報では、今日は晴れという。
朝一番で、ホテルのベランダに出て、ブルグ・サント・モーリスの街を見下ろす。
好い天気だ。
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ホテルには2泊した。ベランダ付きで部屋もきれいで、良いホテルだった。参考までにホテルの
名前はバル・ジョリ(Auberge du Val Joli)だ。ホテルを午前9時前に出発。
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これだけ天気が良いと足が疼(うず)く。急遽の予定変更で、標高2,770mのイズラン峠を狙うことにする。
ただし、サン・モーリスからイズラン峠は50kmほどあり、あまりに遠い。バスは8:15分に出発して
もう朝の便はない。タクシーで最寄の街(バル・イゼール)まで移動するのが得策と考える。
サン・モーリスの駅前で暇そうなタクシー運転手に話かける。 自転車込で85ユーロで行ってくれると言う。ちょっと高いが、ここで諦めると悔いが残ると思い 了承する。タクシーの運転手は、サン・モーリスで35年のキャリアを持つという。来年は 引退して、ゆっくり奥さんと生活すると言う。 |
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ということで、イスラン峠まで標高1,800mから2,770mまでの登り。距離は15kmだ。昨日と一昨日の
ことを考えると、楽チンな感あり。まあ、病み上がりだし。連日の峠登り、そして足に疲労も溜まって
いることだろうから、こんなもんだろう。もう若くないしな。(自分に言い訳)
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ラッキーだった。バル・イゼール(Val d'Isère)の街は、今日の日曜日はお祭りだという。したがって、
午前10時から11時までは、車が通れないとのこと。したがって、ヴァルイゼールから
峠までの一本道は、自動車が登ってこない。ゆっくりと自転車で登って行ける。
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タクシーのオヤジの話では、バル・イゼール(Val d'Isère)の街は、世界的なスキーの
リゾート地とのことだ。冬には世界中から人が集まり、街はゴッタがえすという。案の定、
街のまわりは、リフトやらゴンドラやらで、かなり人の手が入っている。
夏は登山、サイクリング、そして夏スキーで、結構な人が集まるという。短い夏の晴れ間、多くのサイクリスト、そしておびただしい数のオートバイが道路を 走っている。 |
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未知の標高に入る。快適な風から、寒い風に変わる。強烈な紫外線が降り注ぐ。
サングラス無は辛い。
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峠登りのラスト1kmは、いつも辛い。空気が薄いのだろうか、息が切れる。
1,2,3,4と4拍子でペダルを漕ぐ。他のサイクリストも苦しそうに追い越していく。
みんな元気だ。
標高は、もう2,700mだ。7月下旬なのに道端には残雪が残る。これぞアルプスサイクリング の醍醐味だ。 |
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最後は、思いっきり息を止めてラストスパート。そして12時30分に峠に到着した。
登り始めが午前10時だったので、なんと2時間半で登ってしまったことになる。
なんでも、標識は2770mになっているが、実際は2,764mしかないと言う。ヨーロッパで
道路としての峠は、ここが最高地点とのことだ。ついに、ここまでやってきた。
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7月下旬、峠はバイク、車、自転車、ハイキングなどなど、いろいろな手段で登ってきた
人たちで一杯だ。高さを示す道路標識前は、待っていないと写真を撮れない状態だ。
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結局、1時間程、峠をブラブラした。まわりの山々を散策する元気は、ちょっとなかった。
なんといっても、寒いのである。
風を避けて岩陰で昼食だ。トマトとパンとツナの缶詰が今日のメニュー。ビールは、なぜか 飲む気がしない。 |
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落差2,000mのダンヒルを経て下界に降りる。下界は半袖でも暑いくらいだ。
この温度差に驚く。
夜行列車は午後8時過ぎの出発だ。それまで、十分くらいの時間があった。 ブルグ・サン・モーリスの街も小さな街で、10分で歩き終わってしまった。 市庁舎前にベンチがあったので、そこに座って、行きかう人々を眺めて時間を潰した。 |
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