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パリを23時12分の夜行電車に乗った。シャンベリー(Chembéry)には午前5時過ぎに着いた。疲れたいたのか、
途中、一度目覚めただけで、車掌が起こしにくるまでグッスリと寝た。こういう夜行電車は良い。
シャンベリー(Chembéry)からグルノーブル(Grenoble)までは、当初、午前6時半頃の記者で移動する予定だった。 ところが、駅の電光掲示板に、午前5時半にグルノーブル(Grenoble)行きのバスが掲示されていた。バス乗り場に 行って運転手に聞いてみた。すると電車用の切符でバスに乗れるという。これはラッキーだった。バスに乗って移動する。 グルノーブル駅には午前7時前に着いた。 |
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グルノーブル駅前をブラブラして朝食を食べられないかと物色する。一軒のパン屋が開店していた。サンドイッチ2本と
ジュウスを注文する。店の主人に、店前のテーブルで食事して良いかと聞くと、「いいよ」との返事。
すがすがしい朝だ。朝食がうまい。
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雲ひとつない青空だ。太陽が昇るにつれて、まわりの緑が冴えはじめる。目指すは、
石灰岩の褶曲地形が作ったムシェロット山( Le Moucherotte)で標高は1901mだ。グルノーブル市街の標高が200m程度なので、
1700mの標高差を攻めることになる。そんなに標高差があるのかなと思う。
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午前7時過ぎから歩き始めた。とっかかりは、緑の回廊を抜けて、しだいしだいに
高度を上げて行くことになる。驚くべきは、走って登る人に抜かれたことである。
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トロア・プセル(Trois Pucelles)と地図上に書かれている。石灰岩の岩だ。日本語に
翻訳するのがはばかれるような変な名前だ。興味のある方は、フランス語の辞書を調べられたし。
この岩は、グルノーブルの街から見ると塊のように見えたが、横からみると、まったくの平板だった。 しかし、自然は、いろいろな物を作るものだと歓心である。 |
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午前10時40分に、ムシェロット山への登り口であるサント・ニジールの村に着いた。
標高は1,100mだ。街の中心に一軒のバーが開いていた。ビールを飲むには、ちょっと早い。
ジュースだけで済ませたいが、お腹もすいた。結局、店前に並んでいたクロワッサン2つを買う。
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6月、一年で一番太陽の高い季節だ。すれ違う人々は、皆、半袖で肌を太陽に
晒している。日焼けの心配、大丈夫なのだろうか。
標高が1500mを超えると辺りの景色が一変する。針葉樹が増え、地面には高山植物 らしい、かわいい花をつけた植物が咲き乱れている。 |
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午後1時半に山頂に到着した。こんなに人がいたのかと思うほど、多くのハイカーがいる。
頂上からは、グルノーブルの街のみならず遠くアルプスの山々まで、しっかりとみることができる。
モンブラン、マッターホルンなどなど、これはすごい景色だ。
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これにはびっくりした。頂上には、何に使うかはわからないがアンテナ施設がある。
その補修用の道路として、舗装はされていないが立派な道ができていた。
これで、ハイカーの多い理由も理解できた。1901mの山を普通の靴で登ってきてしまう 人々についても、なるほどと思う。 |
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ランコール(Lans-en-Vercors)からバスでグルノーブルまで移動するつもりだ。さすがに
帰りも歩きは辛い。明日のこともあるから、すこしはエネルギーを残しておいておきたい。
自動車が通れる道を下る。すると分枝点に出くわした。どちらに行くか迷う。すると 一人のおばさんが声をかけてきた。「どちらの道でもランコールには行けるよ」とのことで、 「ただし、左の方が景色が良い」とのことだった。であれば、おばさんのアドバイスにしたがって、 左の道を進む。 しばらくは、おばさんが言うように素晴らしい景色の中を登山道は進んだ。 ところが牛の放牧をやっているらしい場所に入ると、道中に牛のフンが散らばっていた。 おまけに、この暑さのなか、ハエがウンチに集っていた。こんな道、歩くのが辛くなった。 |
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ランコールの村には旅行案内所がある。入る。受付に若い娘さんがいた。
グルノーブル行きのバスについて尋ねる。あと30分後に出発するとのこと。
切符は、この旅行案内所で売っているという。買う。親切な娘さんだ。
まあ、ほとんどお客さんなど来ないだろうから、たまに顔を出す旅行者には親切かもしれない。
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バスは定刻とおりに出発した。ところが、運転手は若い。曲がり道を
すごいスピードで走っていく。
暴走風運転にも関わらず眠気に襲われる。すぐに寝入った。目覚めたらブルノーブル の街の中を走っていた。50人以上が乗れる大型バスなのに、お客は5人だった。 グルノーブルは、すごい暑さだった。後で知ったが、今日のグルノーブルの最高気温は 摂氏32度。フランスで一番の暑さだった。 |
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