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朝食前の散歩で、ウィンダーメレ(Windermere)の街にあるオレストヘッド(Orresthead)に登ってみた。
標高は239mで、片道20分の歩きで行き着くとの看板の案内だった。登山道は、緑のトンネルだ。
むせ返るような緑の中をくぐりぬけて登っていく。天気は、昨日よりは良いが晴れとは言えない生憎の状態だ。
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ウィンダメールの湖面の標高が約70m。山頂が239mとのこと。結局、高低差150mの登りのなる。
朝の散歩としては最高だ。毎朝、登頂していたら、さぞかし健康になることだろう。
午前8時、犬を連れて散歩する人もみかける。こんなところ住んでみたいものだ。
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土曜日だ。道沿いで車が停められるところは、どこも一杯だ。皆がハイキングを楽しむために
路上駐車をしている。至る所に、心が誘われる山々が点在している。本当に、美しい地方だ。
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雨粒は落ちてこない。自転車を自動車から出して走りの準備を始めた。組み立てを終えて、
走り始めようとしたら、後部変速機の調子がおかしい。チェーンをガイドする部分が曲がってしまっていた。
思いっきりの力で、曲げなおそうとするがうまく行かない。
1978年から使っている自転車だ。もう34才だ。このトラブルで、この自転車とオサラバする決心がついた。 沖縄、台湾、韓国、欧州、アフリカと数々の国々をこの自転車とともに走ったが、英国で力が尽きた。 |
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自転車が乗れないのならハイキングだ。近くに標高657mmのプレイス・フェル山(Place Fell)が見える。
山麓から頂上に延々と続いている登山道も見える。ここに登ることにした。
6月、周りは緑一色の景色である。 |
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登山道を登り始めるとともに、天候が回復し始めた。時折、太陽が雲間から見えるようになった。
それとともに、汗が吹き始める。こんな素晴らしい場所を歩いている自分が不思議だ。
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登り始めの急な坂を登り切ると平坦地に辿りついた。登山道が、人間技とは思えないほど、
すばらしく手入れされている。いったい誰が、こんなメンテナンスをしているのだろうか。
人通りも疎らだ。一人で歩いているのが怖くなるよな快適な道を進む。
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山頂は岩場だった。正直、楽な登山だった。湖水地方の山々が手に取るように見える。ちょっと風が強いのが
気になる。そして風が冷たい。
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午後3時半に麓に帰ってきた。下り坂で、なぜか、左足に痛みが出たが、平地を歩き始めると治った。これでホテルに
帰ってしまうのはもったいない。地図で、面白そうな場所がないかと探してみる。パターダル(Paterdale)の村の東に
ちょっとした沢がある。その沢に入ってみることにする。行けるところまで行ってみることにする。
今の季節、午後9時から10時頃までは明るいことから心強い。
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ここには整備された登山道はない。ハイキングを終えた数人の登山客とすれ違う。こんなところまでは入ってくる
人がいるのだなあと驚く。
ここ数日の雨のせいか、水が多い。靴の中まで水が入ってくる。しかし、まわりを包むこの景色には脱帽だ。 |
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午後7時には、ホテルに帰ってきた。シャワーを浴びる。ベッドで足を伸ばす。ハムを肴にワインを飲む。左足、右足とも
疲れた。無理が効かない年齢になっているのだなあとしみじみ思う。しかし、あと10年は、何としても
生きていたい。まだまだ見なければならない景色がそこらじゅうにある。
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