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ホテルはカニロ(Canillo)という街の中心にある。名前はボナビダ(Bonavida)ホテルだ。
昨夕、カニロの街に到着した時に、場所が分からなかった。
たまたま通りがかった女性に聞いたら、このホテルが目の前にあった。
女将は親切だし、ホテル内のレストランも安い。いいことずくめだ。物価が安いためか、 この国では別荘を持つ外国人が多いと聞く。何と言っても、タックスヘブン公国だから 冬の寒さを気にしなければ、住みやすい街だろう。 |
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今日は、カニロ(Canillo)の街の北にある標高1960mのオルディノ峠、そしてアンドラ公国北部にある
自然国立公園(Valle de Sorteny)、時間があれば首都まで行ってみたい。
出発前にガス欠予防委のための食料調達だ。街の小さな食料品店でフランスパン1本と缶ビール一本を買う。 なんとこれで0.95ユーロだ。しめて100円なり。安い。 カニロ(Canillo)の街の標高が1560mだから、オルディノ峠までの標高差は400mだ。昨日を思えば楽勝と読む。ただし 最初が、街の西を境にする絶壁を登っていくとこがすごい。 |
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いろは坂を登る。標高が1700mを越えると景色が一変する。このまま立ち止まって
景色の移り変わりを眺めていたい風景中を走る。昨日と同じで、朝は快晴だ。雲一つない。
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景色を観ながらゆっくり漕いでいるうちに、簡単に峠に着いた。峠からの景色は、残念ながら今一つだ。
峠の駐車場は、車でいっぱいだ。どうもハイキングを楽しむ人々が、ここの峠を起点にしているらしい。
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しばらくダウンヒルを楽しむ。すると目の前に美しい山々が視界に。
小さな国だ。山ばかりの国だ。この景色で、国の北部は、この写真1枚に収まる。
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日曜日のせいだろう。オルディノ(Ordino)の街はひっそりとしている。
アンドラ公国には、なぜか古い建物が少ない。新しい建物ばかりが目につく。なぜだろう。
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お昼をまわると空に雲が現れ始めた。山々の一部には黒雲が見られる。どうも天気が急変する気配だ。
北に向かうに従って高度がジワリジワリと上がっていく。多くのサイクリストに出会う。皆々がすれ違いさま
カタニューナ語でなにか言っている。恐らく「こんにちは」ということだろうか。
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ソルトネイ谷国立公園(Vall de Sorteny)の入口に到着。時間は午後2時だ。
ここからは歩きでないと国立公園の中に入っていけないので、駐車場に自転車を停めて歩き始める。
空の半部が黒い雲で覆われる。時折、雷の音も響き渡る。ちょっと心細くなる。 公園の中に入って行くのを止めた方がいいのかなあと思い始める。 |
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もし天気が良ければ、ここは夢のような景色が拡がるすごい場所だろうなあ
と思いつつ。暗い山の中に一人で入山していく。誰にも遭わないのが怖いところだ。
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黒雲を心配するも、しばらくすると太陽が顔を見せ始めた。
このまま、ずっと国立公園奥地まで入って行きたい気もするが、
靴の装備も今ひとつだし、天気も心配だ。
持参した高度計の数値を目安に、高度2kmに着いた。もう帰ろう。
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アンドラ公国は、ホテル、売店そしてガソリンスタンドがやけに目に付く。
スペインからフランスへ、フランスからスペインへ通り抜けする人々に税金が安いことを理由に
お金を落としてもらうことが狙いだ。
夕方5時。ホテルに向かう国道。雷雨。足の筋肉が悲鳴を上げる。
雨の中、登り坂を一番のローギアで走っていたら、ガソリンスタンドのおじさんが、 身振り素振りで、「雨着はないのか」と心配してくれる。 |
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