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夜行電車は23時15分にパリを出発した。現地到着は午前5時。6人部屋にギッシリの人。
幸運にも、誰もイビキをする人はいなかった。ヨーロッパアルプスの入口、シャンベリー駅(Chembéry)
には多くの人が降りた。皆が、リュックを担いでいる。これから山行だろうか。
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午前5時は走り始めには早すぎる。すこし、明るくなるのを待つ。
私以外に輪行をしている人が一人いた。その人は、さっさと自転車を組み立てて、外に出ていった。
午前5時半に駅のバーが開店した。皆が、パンやコヒーを買い始める。私も、同じように クロワッサンにオレンジジュースとコヒーが付いた朝定食を買う。5.8?(約600円)は高いなあ。 |
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午前7時に活動を開始だ。まずは、太陽が出るまでの間、シャンベリーの中心街を散歩。
祭日の朝のためか、人っ子一人いない。昼食用のパン屋を探すも、どこも店が閉まったままだ。
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午前8時に山に向かって走りだす。雲一つなく晴れ渡った空に、アルプスの山々が遠く見える。
ボーグ山塊(Massif des Bauges)に入る。目に刺さるような新緑の中を走る。これには感激だ。
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太陽が高くなるに連れて、気温がグングン上がる。冬用のウィンドウブレーカーは、持ってくるべきではなかった。
半袖でもいいくらいの快適な走りとなった。
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プレ峠(Col des Près:1142m)に着いたのは午前11時半だった。途中、数回は自転車を降りて押したが、まだまだ
大丈夫だ。高原の涼しい風が流れる。快晴だ。ちょうどこの標高での新緑が見ごろだろうか、緑でむせ返りそうだ。
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緑の中のダウンヒルだ。まさに自転車乗りの醍醐味だ。
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プレンパレ峠(Col de Plainpalais:1174m)に着いたのは午後3時だった。峠で写真を撮っていたら、
若いぽ兄さんが寄ってきて、「写真を撮ってあげようか。」と話かけてきた。「一人で、サイクリングかあ。
このあたりはどう?」「天気が最高だから。非常に満足しているよ。」と答えた。
このお兄さんは、親切にもプレンパレ峠あたりの名所を教えてくれた。お兄さんに勧めに従い、ちょっと 道草を喰っていくことにした。 |
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お兄さんのアドバイスに従って着いたのがル・ルバー(Le Revard)という展望台だ。
眼下にブジー湖(lac du Bouget)が手に取るように見える最高の場所である。
この展望台はすごい。なんと展望台の床がガラス張りだ。実際にガラスの上に乗って、下を 眺めたが、たしかに迫力満点だ。 |
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この展望台にはレストランがあった。もちろん、長い峠を登ってきた自分へのご褒美で
コップ一杯の冷えた生ビールだ。しかし、ヒヤッとする風を浴びながら、すばらしい
景色を観つつ飲むビールは最高だ。すばらし一時を過ごす。
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展望台から、眼下に見えた湖まで、落差1300mで距離にして15kmのスーパーダウンヒルを下る。
スピードが出過ぎて、ちょっと危険。ブレーキをかけつつゆっくりと1時間ほどの時間をかけて下る。
しかし、なんともすごいサイクリングだ。この快適・壮大さは海外ならではだ。
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