|
午前6時に目覚めた。天気は今一つだが、まあまあこれで満足することにした。
昨夜眺めた橋がバーンと拡がる。どうもペンキを塗り替えているらしい。
昨夜、朝食は午前8時からだとホテルの女将は言った。ただその時間までが待ち遠しく
午前7時半に散歩がてら階下の食堂に降りた。
食堂に初老の男が一人いた。コーンフレークを食べていた。ダメもとで、 「食事できるか」と尋ねた。「どうぞ」という素っ気のない返事だった。と一緒に、 オレンジジュースのパックを持ってきてくれた。パン焼きからすべてセルフだという。 なんと簡易なホテルだろう。 チェックアウト時には、この初老の男はどこかに行ってしまっていた。受付カウンターには誰もいない。 支払はすでに済んでいるので、カードをカウンターに置いて出かけた。 |
![]() |
|
西に向かって走る。すぐにウェールズ地方に入る。放し飼いにされた羊が、そこら中に目に付く。
ちょうど繁殖期らしい。子羊を連れた母親の羊がかわいい。中には、昨夜生まれたばかりの立って歩けるか歩けないかの幼い
子羊もいるようだ。
|
![]() |
|
自転車を組み立てる。そして走ってみる。ウェールズの初走りだ。農家沿いの細道を走るこの感覚が良い。
|
![]() |
|
天気が回復してきた。雲の合間に青空が見られるようになった。
視界が開け、殺伐とした風景が目の前に拡がった。スノドニア国立公園に入った気配だ。
|
![]() |
|
隣国アイルランドの国立公園の中には、まったく人家も工作物もない。ところが、
英国の国立公園の中は、いろいろな人工物が見られる。その代表的なのが人家だろう。
さすがに風力発電用の風車はないが、景色が壮観なためか人家が風景に馴染んでいる。 |
![]() |
|
ホテルには午後7時前に着いた。部屋は2階の屋根裏のような部屋だ。宿泊客は私一人のようだった。
ホテルまで来る道沿いの店で買ったビールを飲みつつ窓から次第に暗くなっていく風景を眺めた。午後10時。山裾と空の色が見分けられなくなった。 |
![]() |