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実は、夏のサイクリングの装備でパリを出掛けてきた。
天気が良くないせいか、とても寒い。朝の気温が摂氏5度程度、昼の気温が10度くらいだろうか。
買ったばかりのサイクリング手袋が指をカバーしている。夏用の手袋を 思うと、この寒さの中、とても重宝している。それでも寒いので、 工具用の軍手をサイクリング手袋の上にかぶせての走りだ。 |
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バベイ(Bavay)の街は、地図の上から見る限り不思議な街だ。「すべての
道はローマに通ずる」ではないが、道という道がバベイ(Bavay)の街から放射状に
拡がっている。立て看板によると、ここはローマ時代のこの地域の中心都市だったという。
街外れに、ローマ時代の遺跡がある。中には入れないが、外からしっかり眺めることができる。 少し寂しい遺跡だ。やはり、ある程度修復してないと、どことなくもの悲しい。 |
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ボーバンは、フランスのルイ14世の統治時代を生きた軍人だ。
フランスを中心に、至る所に彼の造った要塞都市がある。
宿泊しているモブーグ(Maubeuge)も、今回訪れたケズネイ(Le Quesnoy)の街も
彼が築城した要塞だ。
要塞の堀に降りて昼食を取る。そこから要塞を見上げる。見事なものである。
レンガが、びっしりと綺麗に積まれている。松が生えているところを観ると
どことなく江戸城の雰囲気だ。
なんども函館の五稜郭も、ボーバンの築城のイメージを真似して造られたという。 |
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美しい門だ。ケズネイ(Le Quesnoy)のオーロー門である。門の隙間を通して
中の街角が見える。
モーブーグ(Maubeuge)の要塞の中は、戦災で焼けてしまったのか、最近建てられた 安普請の街並みが並ぶ。ところが、ケズネイ(Le Quesnoy)の要塞の中は、古い都市が健在である。 |
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空は、思い雲が覆っている。幸いなことに雨粒は落ちてこない。
ケズネイ(Le Quesnoy)の要塞を離れて南下し、モルマル(Mormal)の森にやってきた。 第一次世界大戦時に森の3分の1の木を切ってしまったとのことだ。 その後に植林をしたが、第二次世界大戦時の激戦地になったとのことだ。その なごりか、森の中にモニュメントが残っている。 そんな過去のことは、お構いなしに季節は過ぎる。新緑の芽吹きがすごい。 まさに春だ。 |
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蛇行するサンブル運河に沿ったサイクリング道路を走る。一部、舗装はされているが
大半は、写真のようなダート道だ。日本的な感覚からすると、
こんな芝生が敷き詰められたようなダート道をサイクリングするなど贅沢中の贅沢だが、
これが10km以上続くと辛い。ジョギングランナーともサイクリストとも出会わない
寂しいサイクリングを延々と続けた。
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看板の説明によると1970〜1990年代に、この地域の鉄鋼業は不景気の大打撃を受けたという。
ちょうど、日本の鉄鋼業が繁栄していた頃だ。
運河沿いは、こんな廃墟と化した工場跡が多く残っている。 生産物を、運河で運んでいたのであろう。 しかし、窓ガラスが割れた荒れ放題の工場跡を観るとどうしようもない暗い気持ちになる。 |
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昨日に続いて今日も湯船でゆっくりだ。熱湯に近い状態までの湯を
バスタブに張り、首までどっぷりとお湯に浸かり、湯の熱さを我慢する。
1日の走りの充実感を実感できる、まさに至極の湯だ。
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