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ガロンヌ運河(Canal de Garonne)が太平洋とツールーズを結ぶ。
そしてミディー運河(Canal de Midi)がツールーズと地中海を結ぶ。このことをツールーズに来るまで知らなかった。
世界遺産のミディー運河(Canal de Midi)が、太平洋と地中海を結んでいると思っていた。 いずれにしても、今では、高速道路と大型貨物船に大役を譲ってしまった。しかしながら 19世紀の中頃から戦争直後までは鉄道とともに、まぎれもなくフランスの産業を支えた主役であったことは間違いない。 その面影を見たくてここまで走りに来た。21世紀になっても、しっかり手入れをしているところは感心である。 |
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残念ながら、天気が良くない。昨夜の天気予報は雨だった。
今朝の天気は、天気予報のとおり雨だった。 風もすこし吹く。ピレネー山脈方面から吹く冷たい風だ。 運河沿いの自転車と歩行者専用道を走る。プラタナスの巨木の近くを 走ると風が弱まり、木と木の間を走ると風に強く吹かれる。 これが面白い。 風の強まりと弱まりを感じることで、プラタナスの木の数を数えられるのである。 しかし、このようにサイクリングを楽しむことができる自転車専用道が至る所に存在する フランスという国はすごいところだ。ほんとうに羨ましい限りである。 |
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時折、雨脚が強まる。その時には、道沿いのプラタナスの巨木の幹の横に隠れる。
プラタナスは、しっかりと雨宿りができる余裕の太さがある。100年以上の年輪を 重ねた巨木群が並ぶ。 プラタナスの幹の横で雨宿りをしていると、散歩を楽しむ通りがかりの男の人から声をかけられた。 雨宿りをして走られない私を思ってか、「天気が悪いから走られないね」と慰めてくれた。 運河沿いの走りは、3時間で飽きた。運河沿いであるゆえに、高低差はほとんどない。 そして運河沿いの風景も単調で変化がない。 ということで、20km程、走ったところで運河沿いのサイクリング道から離れる。ブドウ畑の中にポツンと位置するフロントン(Fronton) の町に方向を変えた。 |
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フロントン(Fronton)の主要産業はワイン製造だ。町の至る所に
ブドウ畑があり、シャトーがある。
大晦日の午後、ここの住民は何をやって過ごしているのか、街に人影はない。 町の中心を歩く。 一軒の洋装品店を見つける。日本でも、昔は村や町毎にこの種の個人商店があった。 日本のみならずフランスでも、洋服販売等の個人商店は活気がない。 小さな店だ。一所懸命、子供服などの飾りの配置に気を配るお店の意気込みが感じられる。 あと何年、お店を開いていられるだろうか。 |
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フランスは芸術の国だとツクヅク思う。例えば、街で見かける壁絵だ。
へたくそな落書きから、それこそ芸術性を感じさせる優れものの壁絵まで、その数は多い。 こればかりは、自転車か自動車でフランスを隈なく移動しないと多くの作品を見つけることができない。 写真は、フロントンの町の郊外で見つけた壁絵だ。 無機質のアパートの壁の一面に絵が描かれている。ブドウの木を題材にしたところが面白い。 |
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