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サンピエール・ニッド(Saint-Pierre-Nides)の洗濯場に上手に描かれた壁絵がある。
見事な出来栄えである。今は使われていない洗濯場だが、かっての村の様子がうかがえる。
壁絵の中に、教会が描かれ、その横に私が宿泊しているホテル(Hotel Dauphin)が描かれている。 これは面白い。絵の舞台は19世紀終わり頃だろうか。結構、由緒あるホテルのようだ。 そういえば、朝食をホテルの食堂で食べたが、壁に昔の写真が貼ってあったのを思い出した。 |
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今朝は、靄がかかっている。遠く田園風景が霞む。坂の上で、一服し荷物の整理をしていたら、
一人の老人が声をかけてきた。早口と方言のせいだろいうか、最初、何をいっているのか分からなかった。
しだいに、自転車の前にしばってある輪行袋の紐ことを言っているらしいことがわかってきた。
「ポルトゥネール」なるほどね。しっかり文章にしてみたらそのものである。
この老人は、毎朝、このあたりを散歩しているらしい。この老人を自転車で追い抜くとき、前方 の車がパッシンライトを光らせたのを目にした。 「おじいさん。どうも知り合いが多そうですね。」と声かけたら、この辺りに住んでいるからね。 との返答が返ってきた。元気の良い老人だ。 |
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アバロア山は、標高416mの山だ。アルンソン(Alençon)の西15kmにある。
山といっても丘と言った方が良いかもしれない。
山頂には、椎の木が茂る。その木の間に太陽電池を備え付けた展望台が建つ。 展望台に登った。残念ながら、展望台の上からは、霧のために、ほとんど見えない。 当初、頂上にたどり着くまでに霧は晴れるだろうと思ったが、そうはうまく行かなかった。 展望台の下に、アバロア山の地質を説明する立て看板が複数枚建っていた。せっかくだからと全部しっかりと よんだ。 今は、椎の木で茂ること山も、かっては暖房用のマキとして切り取られて、裸山だったという。 なるほどねえ。今の植生状態からは想像もできない。 |
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よく見かけるのは小さな花びらをつけた植物である。畑一面に広がる。
名は知らないが、このどうも牧草用に育てられているようだ。
午後、プレ・アン・パイ(Pré-en-Pail)の街から峠を抜けてホテルのある村方向 に走っていた。 ちょっと疲れたので、自転車を歩き押ししていた。 自転車に乗り飽きた時や、まわりの風景がとてもきれいな時は、こうやって歩き押しをする。 すると犬と散歩するご婦人とすれ違った。このご婦人、すれちがいさまに 「なんで自転車に乗らないのだ。自転車で走れば速いよ。」と声かけてきた。 まあ、言われてみればその通りである。 フランスでは自転車は乗って走るものだ。歩き押しをしている人を見かけない。 |
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午後5時には、村に帰ってきた。残念ながら部屋には入れない。
午後6時半を待つことになった。昨日と同じである。
日の長い夏ならまだしも、今の季節、午後6時半はつらい。 日はすっかり暮れている。道路を歩く人はだれもいない。 空が真っ暗になる前の黄昏の空、これ結構、きれいだ。 |
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