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フランスを旅すると至る所に壁画や落書きが見られる。文字だけしか書いていない単なる落書きから
芸術性を感じる画まで様々である。
今回、ブレスト市の北部で面白い壁画に出会った。
ブレスト市の北部は、ちょうどパリの北部に似て坂が多い。その坂の多さから、壁画にはパリ北部のモンマルトル地区の 街路を描く画家を描いている。 見事な作品である。登り坂をヘイコラとペダルを一所懸命漕いでいた足を止めて、このすばらしい 壁画に見入った。 |
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ブルグ・ブラン(Bourg-Blanc)の街の南に、人口の湖が広がっている。
1970年代半ばまで、錫(すず)を採掘していた鉱山跡地だ。 その跡地を修復し、今は立派な公園になっている。たったの40年間で、こんなにきれいに修復できるとは、たいしたものである。 散歩を楽しむ者、 模型ヨットを湖の上に浮かべて楽しむ者、 池の横に作られた子供公園で子供と遊ぶ家族連れとそれぞれ忙しい。 この公園を散策して気づいたことだが、やけに自転車に乗る人が多いのである。それもみんな かなり本格的な恰好と走りで湖横の散歩道を駆け抜けている。 その時には、その理由が判らなかった。しばらくして、クラブランか、あるいは市主催の自転車祭りの ようなことを行っているらしいことがわかった。 老若男女、スポーツとしての自転車を楽しむ文化はフランスが一枚上だ。 日仏の差は、100年かそれ以上だろう。 |
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サン・レナン(Saint-Renan)の街は、ブルターニュー半島の内陸部にある。
昔から交易の街として栄えた。街の教会の近くに古い家々が立ち並ぶ。
ブルターニューの典型的な家だ。ちょうど、戦後直後を彷彿させられる家並みである。
街の至る所に、街の由来にちなんだ説明看板が立てられており、それらを見て歩くのも楽し。 こんな家を見て、ブルターニューまで来た甲斐があったと思う。 |
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ブルターニュの交通標識には、
フランス語とブルトン語(ブルターニュの言葉)の併記がなされている。
サン・レナンの街のおもちゃ屋さんの前で、小学生くらいの男の子とその母親が 店の外から中を覗いていた。日曜日である。店は閉まっている。 クリスマスに向けて、贈り物のことでも考えているのだろうか。 その横を通り過ぎると、フランス語とは異なる言葉で、母親は子供に話しかけていた。 おそらくブルトン語だろう。まさに言葉は親から子に伝わるという事実を実感する。 遠征最終日になり、やっと天気も安定してきた。空の青さがとてもきれいだ。それにもまして、 11月というのに、この大地の緑の多さに圧倒される。 |
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