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寝入りの頃は快晴だった。ところが明け方雷の音がして起こされた。かなり強く雨が降ったらしい。午前7時前にパリを出発する。水たまりを避けての走りである。
午前9時、ノジャン市に到着。雲一つない快晴の空。南に向けて走りだす。ヒマワリ畑がきれいだったので、ダート道に入る。これが間違いだった。 道路上の泥がタイヤにくっつき、大変な状態になる。幸い、MTBのため、走りは問題ないのだが、泥除けをつけていない自転車は哀れな姿になった。 |
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午前12時を過ぎると、太陽がガンガンと照り始める。昨夜の雨で地面に残っていた水が一斉に水蒸気になって上に登り始める。猛烈な湿気と暑さである。
温度計は持っていないが、かなりの高温である。アスファルトから登ってくる熱い風を頬に感じる。汗がしたたり落ちる。持ってきた約1リットルの水をどんどん飲む。この時間で、もう水不足状態を感じ始めた。これからが走りの本番なのに。ほんとうに久しぶりに日本の夏の走りを思い出した。辛い走りである。 |
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水筒の水をセーブして走る。走ると顔に当たる風が気持ちよい。しばらくすると汗が流れ始める。日陰で休む。それの繰り返しである。
水不足状態に陥る。どこかで水を買いたい思い。通り過ぎる小さな村には、そんな店などない。また、あいにく今日は日曜日だ。あったとしても日曜日の午後は閉まっている。 マシリー(Macilly-le-Hayer )の村に入る。開店している店などないことは分かっていつつも、村の中を徘徊する。すると、教会前に、天の助けが、「この水、飲めます(Eau Portable)」の看板を見つける。蛇口をひねってみる。勢いよく水が出てきた。助かった。本当に、命の水である。教会さんありがとう。 教会で1リットル以上の水を飲んだ。また、水筒2つに、入れるだけの水を詰め込んだ。これで、怖いものなしになった。とその時は思った。 |
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午後2時、3時、太陽は、容赦なく照り続ける。満たしたばかりの水筒の水を、またどんどん飲み始める。
胃の中は、水浸しだ。汗は、とめどなく出る。良くないことは分かってはいるが、どんどん飲む。飲みすぎで、元気がなくなった。というか、暑さの中の走りで疲れが出た。年齢を感じる
セーヌ川沿いのノジャンの街には午後5時過ぎに帰ってきた。日陰にあるベンチを見つけ一休み。無風状態である。汗は、とめどなく出てくる。不快指数は高い。 ベンチで座っていると眠くなる。ウトウトとする。 日本の夏を思い出した。 |
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