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この自転車では初のヒルクライムである。最高標高地は,
1099m、まずは標高763mのセント・オディール山を目指す。
夜明けから運よく、天気に恵まれている。長い登り坂を一番ローギアで登る。足には、 負担がこないが、何せ進まない。歩くのと同じくらいの速度で、坂を上がっていく。 まさに持久戦の我慢比べと言ってよい。じっくりじっくりと少しずつ登っていく。汗がダクダクと流れる。顔に当たる風が爽やかで心地よい。 道の脇には、1km毎に距離標識が並ぶ。親切にもこの標識には、小さな文字で標高が書かれている。400m,500m,600mと数字が上がっていく。大体1kmで50m程度、標高が上がっていくから、勾配にしたら5%くらいかな。 |
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セント・オディール山は、中世から栄える巡礼の寺院だ。季節がら、今は観光客であふれている。そのおかげで、寺院の前にカフェが並ぶ。標高763mのカフェで、ゆっくりビールである。小さいコップにしようか、大きなコップにしようか迷ったが、気前よく大ジョッキーだ。パラソルの日陰に座り、「エイ」と掛け声をかけて、まずは、一口で飲めるだけ飲む。これが最高なのである。このためにサイクリングをやっているのである。
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酔いさましを兼ねて境内を歩く。最高の眺めである。この高さを自分の足で駆け上がってきたかと思うと満足感が高い。遠くドイツの山々が見下ろせる。
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サイント・オディール山から、さらに山奥に入っていく。ちょうど尾根道を通って西に向かうことになる。
にわかに空模様がおかしくなった。黒い雲が空を覆い、強い雨が降り出した。雨が降り始めると森の木の下に隠れ、天気が回復すると走るだすという繰り返しになった。まさに、晴れ時々雨の天気である。 チャンドフー(Champ du Feu?:1099m)は高原の平坦地で、冬はノルディックスキーで人が集まると本に書いてある。こういう高原の平坦地には興味があり、ここまで来たのであるが、雨は降りつつき、おまけにガスが出ていて視界も悪い。 30分程、この地にとどまり天候の回復を待つが、一向に良くならない。しかたなく、雨の中をシャルボニエール峠(Col de la Charbonièrre?:960m)まで降りる。その塔ででは、ガスも消え雨はあがっていた。 残念である。まあ、いつもいつも良い天気とは限らないから、これも仕方がない。 |
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