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電車は午前10時にパリを出た。シャトルーの駅まで2時間の旅だ。
景色を見ながらゆっくりと思ったが、とんでもない客と同席してしまった。 席は6席のコンパートメントの部屋、それもルネア(Lenea)の寝台車を座席用に使ったものである。 出発前にそのコンパートメントの指定席に座っていると、母親と4歳くらいの男の2名(双子?)が部屋に入ってきた。 悪い予感は的中した。その男の達は、最初のほんの数分間は、母親に言われたらしく静かにしていたが、 後は大声を出し放題、暴れ放題の傍若無人な行いを始めた。 これには参った。 これくらい歳の子は、言っても聞かないから、注意することもできず、時間よ、早く経って欲しいと本当に思った。 |
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ブリュンヌ地域国定公園は、シャトルー(châteauroux)の街の南西にある。
シャトルー(châteauroux)の街から、自転車で
1時間程度でそこに着く。
今日は、その地域国定公園に広がる湖地帯を走る。
午前中、曇り空だった。ただ、シャトルー(châteauroux)駅を降りた時は、空高く、メチャクチャなピーカン日和になっていた。 6月末のヨーロッパの太陽光線は強い。しかも、日本のように水蒸気が大気に上がっていないので、 空が、どこまでも高い。ちょうど、台風一過の後の天気を彷彿させる。 自転車で走っていると、一軒の農家を見つけた。不思議に、どこか惹きつける景色である。 10分間程、立ち止まってボケーと、この農家を眺めた。 |
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無数の小沼が、所狭しと広がっていた。その多くは、放牧用の貯め池で、近づくことができない。
訪問前、もっともっと神秘的な小沼群があるかと思ったが、正直、若干失望である。 しかしながら、中には、立派な沼もある。岸辺には、木製の朽ちた小舟が捨てられている。 だれも居ない池、鳥たちの楽園である。そういえば、このあたりには虫が多いせいか、多くのツバメを見かける。 はっきり言って、ツバメだらけである。 |
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今日一日の水分摂取量は、ただものではなかった。
列記すると、まず、立ち寄ったバーで、250mlのビール、持参した250mlの水筒に入っていた水、 遅い昼食と一緒に飲んだ350mlのコカコーラ、シャトルーの街に帰ってきてから飲んだ1リットル と、すべて足し合わせると1,850mlの水を飲んだことになる。総走行距離は、約70kmでである。我ながらびくりだ。 道は、坂道のない単調な道が続く。車と出会うのも1時間に1本〜2本程度である。 車道に広がる木の陰で休憩。思い切って地べたに横になる。目を開けると、木の葉を通して通過してくる 太陽光線がまぶしい。目を閉じる。地面のアスファルトあたりで温められた空気が、風に乗って やってくるのがわかる。 これは本当の夏だ。 |
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