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先週、2千メートル級の峠を2本登った。
その疲れがかなり尾を引いた。
2日〜3日、体の筋肉が悲鳴を上げていた。
こんなに体に疲れが残るとは、我ながら驚いた。
「もう若くないのだから気を付けないといけない。」といつも後になった思う。
さて、本日の電車はパリ北駅を10時半過ぎに出た。 遅い出発である。ゆっくりと朝寝をし、飯をしっかり食べての万全の準備である。 ここ数日、まったく雨が降らない。フランス内の半分近くが、最近の日照りで悩んでいるという。 サイクリストにとっては絶好の日よりが続くが、農家の人々にとっては、辛い、毎日だろう。 |
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コンピエーヌという街の名は、発音がし易いためか覚えやすい。
町の西に第一次対戦の記念博物館がある。
学生時代、世界史で勉強した歴史的な場所だ。 第一次世界大戦の休戦協定をドイツとの間で結んだ場所だ。 今の季節、ここを訪れる人は少ない。 中に入ろうと思ったが、あまりに天気が良いので、もったいない気がして入るのをやめた。 100年前、ここであったことが嘘のような静けさだ。 コンピエーヌの街には、きれいなお城がある。 そのお城の中には、総延長4kmの庭園がある。 庭園の南の端が、写真を撮ったボーモン山(Mont de Beaumont) だ。 標高160メートル程度の小山で、この程度は、歩き押しをせずに登ってやろうと思い、悪戦苦闘して登りきった。 登りきった先に、この景色である。 こういうことがあるからサイクリングは止められない。 |
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昼食に買ったサンドイッチを食べて、森の中に入った。立派な森である。
森の中には、コンピエーヌとピエールホン城(Pierrefonds)を結ぶ自転車道が2本ある。 この自転車道を走る。今の季節、森の中は緑でむせ返らんばかりである。 緑の街道の中を、枝に帽子を引っかけ取られないないように、ゆっくりと走った。 なにか、ただ単に走るだけでは、もったいない。時々、歩き押しをする。 歩き押しをしていると、すれ違うサイクリストが、「パンクでもしたのか?」と声をかけてくれる。 一度でなく、それも2度である 緑の中では、人は親切になるのかな。 |
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ピエールホン城(Pierrefonds)の周りは、観光客で溢れていた。
こういう所は、さっさと通りすぎる。 西に6km離れた、サン・ジン・オーボア村(Saint-Jean-aux-Bois)に場所を移す。 20世紀初めに画家のユトリロが何枚かの油絵の題材にした街だ。 村の中心部には、古い教会がある。 静かな落ち着いた教会だ。そこに静かに座っていると、遠くからギターの音色が聞こえてくる。 誰かがギターの練習をしているようだった。石壁に音が反射して良い音色になっている。 夏の昼下がり、誰もいない教会の中で、ゆっくりと思いに更けた。 |
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帰りのパリ行き電車の時刻に合わせコンピエーヌの街に帰ってきた。
知らなかったが、今日明日と、コンピエーヌの街でジャンヌダルク祭りを行っているとのこと。 町を、中世の井出達をした人たちが歩きまわっていた。 祭りの出店で、コップ一杯のサクランボを2ユーロ(250円)で売っていた。 喉が渇いていたので迷わず買う。 これは美味しい、最高である。 |
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