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この2週間ほど、なぜか微熱が出た。咳も出た。
急に暖かくなり、少し、寒さに対して油断してしまったのかもしれない。
先々週は、マン市へ一泊2日、先週は二泊3日で南仏へ遠征サイクリングに行く予定であった。これは全て、キャンセルした。 安い変更のきかない切符なので、すべてパーである。まったくしょうがない。 都会は憂鬱だ。もう飽きた。 昨日は、一日雨だった。今朝も、雨模様だ。天気予報では、午後、薄日が射すという。ならば、久し振りのサイクリングだ。 タコワニエール駅には午前9時半すぎに着いた。寂しい駅だ。 |
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空にヒバリが滞空し、さえずっている。
森の木々は、まだまだ眠りの中だ。しかし家々の庭に植えられた木々は、芽を出し始めている。
際立って目立つのは、柳かな。新芽が出て、枝が重そうに揺れている。そして、白樺の芽も赤く、重みを増している。
どんどん、季節が移り変わっていく。 昨日の雨で、ダート道は、かなり走りにくい。泥がタイヤにへばりつく。ダート道が好きで、好んで、このような道を選ぶが、 なにぶん、乗っているのが、小さな自転車だ。泥には、すこぶる弱い。しっかりの押し歩きである。 |
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ブルシェール村(Berchères;-sur-Vesgre)の村はずれに城が1つある。ただし、この城は一般非公開である。残念だが、見学できない。
ただ、お城には入られないが、道路から建物を見ることができる。お城の前庭はしっかり、手入れされ、鶏が数匹歩いていた。
そこに、お城のオーナーらしき人が、ゆっくり、散歩していた。いいもんだ。どんな人が、こんなお城を持つことができるのだろうか。
村には、小さな川が流れ、教会と、その周りを農家が取り囲む典型的な田舎村だ。日曜日、子供をひとり連れた夫婦が、 村の入口の公園で遊んでいた。でも、村は、ひっそりと静まりかえっている。よく、思うことだが、皆、どこへ行ってしまったのだろう。 |
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走りを終えて、電車駅のあるウーダン(Houdan)の村に着いた。早速、切符を買う。パリまで8ユーロちょっと。
電車の発車まで、20分の街時間だ。時間としては、ビール一杯飲み干すのにぴったりの時間だ。それではと、近くの
バーに入る。日曜日なのに、営業している。ラッキーだ。中に入り、ビールを一杯注文する。店のオヤジは、元気者で、
「はいよ」と元気よく答えて、生ビールをコップに注ごうと、レバーを引くが、大本の樽にビールが入っていない。
「空か」と言って、ホースを持ち出してきて、樽の底に残っていたビールを捨てた。樽を交換して、やっとこさ、私の目の前に
コップ一杯のビールを差し出してくれた。
午前10時前に、走り出して、水物は飲んでいないためか、ビールが最高にうまい。 この快感のためにに、汗かいて、自転車を漕いだ。 午後3時4分、パリ行きの電車は動きだした。窓のガラスに雨のしずくが斜めに走る。雨が降り出した。 疲れた体にビールが効いた。すぐに、深い眠りに陥った。 |
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