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パリの北西20kmに、ポントワーズ市はある。電車で約1時間だ。
昨年の今頃、ただその時は、天気が今一つだった。 でも今日は、思いっきり晴れ渡っている。今日も快晴だ。最近、こんな天気がよく続く。 |
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ポントワーズ市で昼食を仕入れた。今回、初めて、サンドイッチを買った。それも、手作りだ。
いつもはパン屋で、普通のパンを買うだけなのだが、今日は、奮発した。それとコーラだ。
ポントワーズ市を抜けると、一面、畑が広がった。どこか、北海道を走っているのではないかとの錯覚を受ける。 日陰を探して早速の昼食である。適度に吹く風が、とても心地よい。 |
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どこまでも続く、地平線を見ながら考えた。
ひょっとして、俺って、日本のどこかで交通事故にでも会って、そのままあの世に来ているんじゃないかなあと思い始めた。 なんで、こんな所をサイクリングしているのだろう。 まあ、昔から、とにかく広いところを走りたいと思ってはいたが、その夢を見ているのではないのだろうか。 もし、今のまま、昔の記憶をきっぱり忘れたら、昔のしがらみ一杯の俺は消え失せて、新しい自分の生まれ変わり。 そんなメチャクチャなことを考えながら走った。 |
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地図を片手に、ずっと、GRハイキング道(grande randonee)を走った。
ところが、グリジー(Grisy)の町を抜けたところで道を誤る。そして、古い石畳の道に入る。
一瞬、興奮する。情緒のある道に入ったものだと思いワクワク気分になる。ところが、20メートルも行くと行き止まり。 なんと、単に道を迷っただけだった。願わくば、この道が、ずーと続いていてくれたら良かったのに。 |
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コメイユ(Comeilles)の町で、バーを見つけた。早速、入ることにした。
店の前に自転車を停めようとしたら、バーの中から、マダムが、「そこに自転車を停めたらいかん」
と大声でどなった。今から、あんたの店に入るよと、ジェスチャーをしたら、もっと手前に停めろとジェスチャーを返してきた。
店に入ると、マダムは気をつかって、「あそこにとめると、花壇の脇が擦れる」と気をつかって説明してくれた。 ビールを一杯。ただ、何を話して良いやら、思い浮かばず、気まづい雰囲気だった。 |
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