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ガルジャンビル(Gargenville)から地方道(D130)に沿って北上すると、突然、ヒマワリ畑が左手に拡がった。
残念ながら花の盛りは過ぎさており、たわわに種を抱えたヒマワリが所狭しと並んでいた。
パリから離れた場所なら、あたりまえこの種のヒマワリ畑は見かけるが、こんなところにこんなすごい畑が広がっていることは知らなかった。 なにか、どのヒマワリも、「ごめんなさい」と、頭を下げているようで、どことなくおかしい風景だ。 |
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7月に刈り取りを終えた殺風景な畑が続く田舎道を進んだ。
日本でも、昔は、畑のど真ん中に、こんなロマンティックな田舎道があったが、どこもかしこも公共事業の餌食
になり、次々と消えていった。
道沿いに洋ナシの木が植えてある。その実を誰も盗んでいく人がいないのだろう、たわわに実をつけたままだ。 まあ考えてみたら、市場に行けば美味しいナシが数百円で、何個も買えるわけで、だれも取る人がいない理由もわかるい。 |
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フォンテネイの村に入る。村の中心に教会があり、その教会の横に、バー兼新聞販売店がある。
お昼になり、ちょっと喉が渇く。それではと、早速、そのお店に入る。
店の中には、数人のお客が談笑しており、店の主人は、店閉のため新聞の片づけに大忙しだ。 「ブルターニュは、雨かもしれないぞ」とお客の一人が言った 私は、注文したビールを飲みつつ、目の前のメニューが書かれた黒板をみていた。 「8月22日のお昼から8月29日まで、店を閉めます」と書かれた注意書を見つけた。 私は、全然知らない隣にいた男性に、黒板を指差しながら「なるほど、このことを話しているのか」と声かけたら、 その男は、そうそのとおりだというジェスチャーをしながら「あと5分で店は、閉まるよ」と笑いながら答えた。 「ブルターニュに1週間のバカンスに行くのですか?」と、店じまいに忙しい主人に話かけた。主人は 「そう、そのとおり」と答えた。 なるほど、それで、店の前に、荷物を一杯積んだ車が駐車してあったのが理解できた。 私が、主人に声をかけたら、隣の男が、また、「ブルターニュは雨だそ」となぜか念を押した。 ビール代は、2.1ユーロ(250円)。店の主人に、「良い休暇を」と言ったら、「ありがとう」と嬉しそうな 顔をして答えたくれた。 |
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昨日は、朝から夕方まで、快晴の一日だった。ところが、今日は、高曇りでちょっと湿気が多い天気だ。
昨日、サイクリングできなかったのは、とても残念なことだが、まあ、雨降りを思えば、こんなものだろう。 ちょうど、人生と同じで、運の良い日は、長く続かない。 さすがに、この地域は国定公園に指定されているだけあって、景色がすばらしい。適度な起伏で、波打つ地面、そして そこを走る未舗装の道路。この道は、自転車で走り抜けてしまうのがもったいない感じで、自転車を降りて歩いた。 |
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マントの町に着いた。大きな街だ。街の中心にコレジアル・ノートルダム寺院がある。
立派な教会で、なんでもガイドブックによると、内部の天井の高さは、パリのノートルダム寺院に匹敵する33
メートルだそうだ。
自転車を外において、中に入る。数人の観光客がいるにもかかわらず、その静けさは凄い。そ〜と歩いても、 足音が響く感じがする。座禅したら最高だと、突拍子もないことを考えた。 1ユーロ程度、喜捨しようかと思ったが、それを入れる箱も見つからない。 |
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マント・スタション駅から電車に乗った。数人が乗り込んだが、この車両には、私だけだ。
例によって、列車が動き出したら、眠りに落ちた。しばらくして、目を覚ましたら、何人かが席に座っていた。 パリまで、各駅電車で1時間20分。ずいぶん、遠くまで来たものだ。 |
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