![]() |
(1) 〜賢そうな少年に出会う〜
トルナン(Tournan)駅は、RER(E線)の終点。駅に降りたのは数人だった。
2週間前に走ったファビエール(Favières)の村を目指す。
よくあることだが、家が密集している場所は、迷いやすい。
案の定、駅前で迷った。地図を見ながら考え込んでいると、右脇にフランスパンを1本抱えた12歳くらいの少年が、
「道を教えましょうか」と尋ねてきた。
「ファビエールの村に行きたいのだが、・・・」 「それなら、バックして地方道路を進みなさい。」 「いや、近道をしたい。自転車だから」 「Moulin a vent経由なら、ず〜とこの道をまっすぐ行けば良いよ。」 いや〜。感心感心、小学生がこんなに、的確に道を教えてくれるとは。 話は変わって、今日から、新タイヤだ。ラフ道路用のばっちりタイプ。これならガンガン走れそう。 |
![]() |
![]() |
(2) 〜なんと前輪がパンク〜
と言いつつ、500メートル程走ると、前輪の空気が少ないことに気づいた。
しばらくしたら、全部、空気が抜けてしまった。パンクである。とんとも、どうにもならん。
まだ、走り始めたばかりなのに、あと、本日の予定では、20Kmは残っている。今から、ず〜と押しての歩きである。
実は、パンクの原因は、思いあたることがあった。今回、ラフ道路用のタイヤは、幅1.75インチのタイヤである。前のタイヤは1.5インチ。したがって幅の大きなタイヤを 狭いところに、こじ入れたのである。どこかに無理がでるかとは思っていたが、そうそうに影響は出た。 致命的な欠陥でなければよいことを願う。 |
![]() |
![]() |
(3) 〜草笛に郷愁を感じる〜
菜の花は、とっくの昔に花を落とし、今は、たわわに実をつけている。
春は過ぎ、もう夏だ。日本でよく見かける草笛の実を見つける。
ちぎって、笛にして、吹いて見る。日本と同じように音がでる。
いや〜、世界は狭い。こんなところで、こんなものを見つけるとは。
|
![]() |
![]() |
(4) 〜蚊の大群に襲われる〜
クレッシーの森に入る。とたんに、周りは鬱蒼とした緑だ。
ハイカーが通らないのか、夏草が勢いよく伸びすぎるのか、道が細くてとても心細い。
昨日の雨で、ところどころ、ぬかるんでいる。それに加えて湿気が強い。蚊がブンブン近寄ってくる。
腕に止って攻撃を仕掛けてくる。
いや〜これには参った。こんなことは初めてだ。
さすがに白と黒のTシャツを着た薮蚊はいないが、こんな細道はコリゴリだ。
|
![]() |
![]() |
(5) 〜自転車を押し押し、やっと駅に着いた〜
結局、午後3時には、予定の駅(Mortcerf)に着いた。
自転車は、ず〜と、手押しである。幸いなことに、自転車が軽いから、あまり苦にならない。
しかし、5時間歩き続けて、ずいぶんくたびれた。
やっぱり、自転車がないと、道草もできないし、おもしろくない。帰ったら、さっそく修理しよう。
|
![]() |