日付:2014年5月24日(土)
場所:東京都奥多摩 棒の折山(標高969m)
  
訪問地:
 JR御岳駅、岩岳山、棒の折山、百軒茶屋
 
	
 午前4時半に起床、外は明るい。5月下旬、夜明けが早い。最近、思うに何事につ 
け準備をしっかりと行うようになった。例えば、山登りの場合、前日に持ち物や衣類 
を準備する。そして当日は、寝ぼけたままでも、リュックを持ちだせば、忘れ物がな 
いようにする。これはとても良い習慣を身に付けたと思う。 
 
 家の近くの24時間営業のスーパーで食料品の調達をする。ちなみに今朝は、350ml 
のビール1缶、朝食と昼食用に菓子パン2つ、サンマの照り焼き缶詰1つ、100円で 
4枚入りの薄切りハム1つ、おやつ及び非常食用に100お菓子1つだ。いつもなら、 
これにパプリカの野菜1つを生かじり用に持参する。 
 
 JR青梅線の御嶽駅で下車。御嶽駅名物の茅葺のソバ屋の横を通る。そして慈恩寺の 
脇を通過して山道に入る。山道を登り続けるとともに国道からの騒音がしだいに遠ざ 
かる。やがて、それも聞こえなくなる。 
 
 山道で夫婦らしき歳のいった夫婦に追い越される。これは私にとって、とても珍し 
いことだ。単独の男性ハイカーに追い抜かれることはしばしばあるが、夫婦のカップ 
ルに抜かれるのは珍しい。このカップルの後ろ姿は、とてもしまっている。そして足 
取りもすこぶる軽い、特に女性の脚力は尋常ではないようだ。 
 
 岩茸山を越えて、黒山方向に向かう。ここは初めて歩く山道。急な坂道を下ると尾 
根道となり「常磐尾根」との立札に出会う。良いなあ、この種のローカルな名前は、 
とても好きだ。 
 
 黒山頂上(864m)はノンストップで通過。ゴンジリ峠に到着すると、途端に登山道 
を歩く人の数が増えた。そして棒ノ折山到着の直前は勾配の安定した登り坂が延々と 
続き、そしてその坂を登り切ると頂上だ。標高969m、平らな開けた頂上だ。眺めも良 
い。ただ、今の季節、水蒸気が上がってしまって遠くを見通せないのが残念だ。 
 
 頂上は長居しなかった。どうも人の数が多すぎて落ち着かないのである。静かでな 
い。 
 
 急坂を下るとワサビ田の横を通り過ぎる。ちょうど、今が植えつけの季節のよう 
で、ゴロゴロした山石の畑にワサビ苗を植えていた。ああ、ワサビの栽培をして余生 
を過ごすことができたら最高だと思う。