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早朝の駅で電車を待ちながらいつも思うが、休みのこんな時間から電車に乗る人々がいる。夜を飲み明かした人々、これから仕事に向かう人。昼と
夜が交差する不思議な時間だ。
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 朝食は、駅に向かう道沿いで買ったテオレとヤマザキのパン。電車の中で、噛み締めて食べる。最近、よく食欲を感じる。
その食欲を満たす瞬間は、すごく気持ちが良い。この短い時間は、すぐに終わってしまう。
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 午前7時過ぎに奥多摩駅に到着する。大方の人々は、バスに乗って日原方面に向かう。みなさん、どちらの山に登るので
あろう。
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 鷹ノ巣山の標高は、1736.6mだ。2月の初め、日向の風がよく吹く場所には、雪がない。ただし、登山道は、20cm程度
の積雪だ。人が歩いた道は、氷が固くなっているから、歩き易い。本格的なアイゼン、そしてサングラスが必需だ。ほとんど
の人は、しっかりとした装備をしている。 頂上の日向を見つけて昼食だ。暖められた空気が山下から吹き上げる。気持ちのよい昼だ。昼食は、500ccのビール、 アンパン一つ。キュウリ1本、キュウイ1つ、赤のパブリカ一つだ。すごい勢いで食べてしまった。これで今日の 楽しみの一つが終わった。 | 
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 頂上には30分ほど滞在した。午後3時過ぎには登山口まで降りてきた。もっと時間がかかると思ったが、意外にくだりの
雪道は歩きやすかった。途中、若い女性から、登山道の分かれ道でいろいろと聞かれたが、こちらはもよくわからず
助けることはできなかった。 奥多摩発の午後4時2分の電車で立川方面に向かった。電車の中では、ビールとつまみのお菓子。このひと時が、とても 楽しいのだ。酔っ払った頭と、心地よい疲れで、電車の中で夢うつつの一時を過ごした。 | 
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