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川崎を午前5時19分発の電車に乗ってきた。電車の中で、パンと野菜ジュースで朝食をすませる。
ところが、沼津駅前のドトールの看板を見たら、コーヒーが飲みたくたり、コーヒーをせっかく飲むならセットでということになった。 結局、都合、2回の朝食を食べたことになる。 |
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沼津駅から香貫山の登山口に向かって、狩野川沿いの土手を歩く。不思議に、静かな沼津の町だ。
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「沼津アルプス」という言葉は知っていたが、正式な言葉とは知らなかった。看板の説明によると、沼津市の南方に連なる5山7峠のことを、一括して呼ぶと書いてある。
最高峰が鷲頭山(ワシズ山、392m)というから、低山の連山だ。少し、面白そう。
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香貫(かぬき)山の頂上に石碑が立っている。若山牧水という歌人の歌がそこに刻まれている。
沼津の地を愛し、ここに永住し、そして43才でこの世を去ったという。死因は、酒の飲みすぎでの肝硬変。
ずいぶんと自分の好きなことをして、この世を去っていった人という印象だ。人の生き方はいろいろだ。
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同じく香貫山の頂上展望台から。残念ながら雲が立ち込めているが、駿河湾とそこに弧を描いて拡がる
千本松原の海岸が見下ろせる。美しい風景だ。
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香貫山から横山に移ると、途端に地形が峻険になる。登山道ののぼり道ではロープ道も現れる。
標高のわりには、険しいのぼり道だ。
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突然、戦時中の防空壕に出くわす。なるほど、沼津、清水を見下ろす絶好の場所ゆえに、空襲の見張り場としては
絶好の場所だ。ただ、ノルマンジー半島で見られる防空壕と比べると、「これでいいの」と言いたくなるような
質素な施設だ。
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山々を越えて、最高峰の鷲頭(ワシズ)山に着いた。途中、多くのハイカーと出くわしたが、
どの方々も、私より年配の様相だった。山に登るのは中高年が中心というが、この沼津アルプスは
低山ゆえか、中高年しかいない不思議な場所だ。
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ウバメ樫の岩尾根だ。道沿いの看板に、「沼津アルプスの圧巻」と書かれていたが、実際に
そこを歩いてみると、その壮観に驚かされる。ここは、海岸の近く。常緑樹の森がきれいだ。
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沼津アルプス最後の山である大平山(356m)に着いたのは、ちょうど正午だった。
面白いことに、下の町の広域放送のサイレンでそれを知った。
今日のお昼は、アンパン1つ。500ccのビール1つ。秋刀魚の蒲焼缶詰1つ。きゅうり1本。キュウイ2つ。 |
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下山の途中、久比のバス停近くに、無人のみかん販売所があった。1袋100円で6つほどのみかんが入っている。
3袋くらい買おうと思ったが、100円玉がひとつしか財布に入っていなかった。結局、買ったのは1つだけ。
袋から1つのみかんを取り出して食べたが、味はいまひとつで「ハズレ」だった。買ったのが1袋だけでよかった。 |
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