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今年の初日の出は、小田急線渋沢駅から大倉までのバスの中で迎えました。さすがにこの季節
に山に登る人は少ないようで、バスはゆったりとしていました。
日の出の瞬間、バスの中で、少しどよめきました。バスは、7時前に大倉バス停に到着。 大倉バス停は、日の出を見る良い場所のようで、多くの人がその瞬間を待っていたようです。 私も、記念に一枚。ことし一年、無事に過ごせますように。願わくば、来年もこのような朝日が見られますように。 |
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午前7時過ぎに登り始める。気温は6度。意外に暖かい。ここでセーターを脱ぐ。
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花立山荘には、午前9時半に到着。途中、登山道沿いに、雪を見ることはなかった。
多くの人ととすれ違った。初日の出を頂上で見た人たちだろうか。中には子供もいる。 今の時間に下ってくるということは、午前3時頃に登り始めたはずだ。ご苦労さまである。 |
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花立山荘を過ぎると、すぐに凍った登山道になった。すれ違いの人に道の状況を聞く。「上の方の道も凍っていますか?」
「凍っていますよ。特に、くだりが危ないです。」との返答。
リュックから、簡易型のアイゼンを取り出して靴に取り付ける。アイゼン装着は、生まれて始めての経験だ。 アイゼンは、スノーピーク製。簡単に取り付けることができた。 |
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アイゼンを履いた後は、一歩一歩、慎重に歩くことになった。その分だけ、歩みのペースが落ちる。
体への負担が少ないようで、頂上までは楽に登れた。なんといっても、氷にひっかかる、ザクザクという
音が気持ち良い。
午前10時半頃には、頂上に着いた。着いた時がたまたまなのかどうかわからないが、 すごい風が吹いていた。体が風に持っていかれそうな強風だ。ただ、いつものように雪を 抱いた富士山がとてもきれいだ。 |
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いつもは人でごった返す頂上に、人影はない。みんな山荘の中に逃げ込んでいるようだ。
新しく買った服(North Face)も、暴風性能は非常に良い。たのもしいパーカーだ。
頂上の片隅に、テントがひとつ張ってあった。初日の出を拝んだ後、中で、寝ているのだろうか。 太陽は照っているから中は暖かいであろうが、結構、風音でやかましいのではないだろうか。 頂上では、魔法瓶に入れて下界から持ってきたコヒーを一杯飲んだ。10分か15分くらいで退散した。 |
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頂上から少し下がったところで、南斜面の日当たりの良いところを見つけて昼食だ。
今日は、パンと赤のパプリカを肴に、500ccのビールを飲んだ。
まさに最高である。この瞬間のために、この高さまで登ってきたのだと再認識だ。 |
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下り道は、泥だらけのヌカルミ道だった。登ってくる時には、凍っていたので気にならなかったが、
昼間になってそれが溶けたようだ。スパッツを履く意味がやっと理解できた。
靴が汚れないように汚れないようにヌカルミ道をゆっくり下った。 |
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帰り道。「堀山の家」の広場で休息。頂上の強風がウソのような、のどかな陽だまりだ。
元日の午後、不思議なくらい登ってくる人の数が少ない。
さて、今年の一年。何をしようかな。ずっと考えていたが、残念ながら良いアイデアが思い浮かばなかった。 |
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