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荒川村の芦川集落
西武秩父駅で自転車を組み立てて三峰方面へ。中津峡まで行きたいものであるが、今日は、途中の川浦谷渓谷にある秩父林道がターゲットだ。楽チンコースだ。昨日は、道路地図を見ながら家でゴロゴロしていた。埼玉西部で、渓谷に紅葉のマークが付いているところを地図上で捜していたら、この川浦谷渓谷があった。 それでここを選んだ。しごく単純である。行き止まりの林道だから、乗用車が少ないことを期待できる。天気はスコーンと晴れあがっている。絶好の紅葉狩日よりだ。 |
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秩父林道
この川浦谷渓谷は、面白い渓谷だ。もともと林道用に開発されたらしく、周りの谷をぐるりと回って登っていく。これが結構な急坂で骨が折れる。道も荒れていて、小石がゴロゴロしている。道路上に落ちている小石と落葉との見分けが難しく、気を使う。ロードの細いタイヤで林道攻めは、やはり辛い。しかし、貧乏人は贅沢は言わないのである。 所有自転車は1台だけ。これしかないのだ。途中、「熊出没注意」の看板に出くわす。「熊、熊が出るの?ここは?」と驚いていたら、後で、シカに出くわす。熊でなくてよかった。 |
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武州日野駅近くの畑
川浦谷渓谷に沿って秩父林道が走るが、林道の途中からはダートだ。今日は、自転車のことを思いダート道の手前で自転車を置く。徒歩で前進だ。道路工事をやっているらしく、途中までは立派な道だが、それ以降は、巨石がゴロゴロ林道上に転がる凄い道である。こうなったら、なにがなんでも終点まで行くと決めて、大きな落石をまたいで前進。 汗だくだくで、ちょうど標高1000mくらいで終点につく。まわりは、美しい紅葉の山々だ。人には、まったく出会わず、紅葉を独り占めにして楽しむ。林道登りの極めを感じる。 |
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西武鉄道、秩父駅
川浦谷渓谷で、ゆっくり紅葉を楽しんだ後に、渓谷を降りて、武州日野駅に着いた。時間はなんと午後1時ではないか。これにはビックリ。ずいぶんゆったりと遊んだものだ。サイクリングに出かける時は、時計は家に置いてくる。時刻は、お日様の高さと腹の減り具合で判断している。それで何とかなるのである。 私は、時計という機械が大嫌いなのである。時間に管理される生活から、せめて毎日曜日のサイクリング中だけは、自由になりたいのだ。と言いながら、またまたビールだ。もちろん発泡酒なり。 |
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