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(鋸南町勝山)
勝山辺りで水田に囲まれた道を走る。いつも思うことだが、真夏の太陽の下で育つ稲穂の生き生きした緑には驚かされる。房総では八月末には、稲刈りを始めるから、今が成長の盛りなのだろう。若いということは、何事にも変えがたいすばらしいことだと実感する。 森の中を走れば、ニイニイセミやミンミンセミに交じって、どこかでツクツクボウシが鳴いているのが聞こえる。少し、薄暗いところでは、ヒグラシが鳴く。夏の始まりと終わりで鳴くセミの種類が変遷するというが、ここではその気配はない。 |
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(「富山」頂上の休憩所)
「富山」は、JR内房線の岩井駅の正面に見える立派な山だ。標高300m程の双峰の低山だ。隣りの「伊予ヶ岳」と比べれば女性的な様相ながら、登りは結構しんどい。無線中継所の管理用道路が、頂上付近まで延びているので、頂上まで自転車で登ることも可能だ。 しかしながら、当方のロードではとても無理。結局、歩き押しとなる。途中、蚊の大群に襲われながらも汗ダクダクで登りきる。頂上には、皇太子が登ったという展望台があり、そこからの眺めは最高だ。岩井海岸で、ボートを楽しむ船跡がくっきり見える。気持ちよい爽やかな微風が吹いていることから、展望台を去りがたく、しばらくボケ-としていた。 |
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丸山町
くそ暑い中をサイクリングするのは、よっぽどの好き者のようだ。道を走るが、一人として、出会う人はいない。水は、がぶがぶと飲む。家から持ってきた500mlのペットボトルはアット言う間に空だ。途中で立ち寄った消防団詰所で500mlをがぶ飲みし、500mlを水筒に入れるも、これも同じように直ぐに空となる。 後は、道端の自販機だ。350mlのコーラを買う。これが、咽が割れるように冷たくて美味い。そしてさらに350mlの冷えた桃ジュースを空にする。全部で、2.2リットルなり。加えて帰りのフェリーで飲んだビールも加えたら3リットルだ。まあよくも飲んだものだ。ところで、この3リットルはどこに行ってしまったのだろうか。 |
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東京湾フェリー内
猛暑の中での久し振りの頑張りで、立っているのも億劫な程疲れて家にたどりついた。家に帰って午後5時。妻と子供は、すでにバレーの稽古から家に帰ってくつろいでいた。シャワーを浴びて、そしてクーラーを思いっきり効かせて畳の上に横になる。全身の疲れが、畳の上に抜けていくようで、それはそれは気持ちが良い。 そのまま、夕食の準備ができる7時まで寝る。ところが夕食を食べ終えた後も、なぜか眠気は抜けず、そのまま、風呂にも入らず歯も磨かず、落ちるように翌朝の朝5時までぐっすりと寝入った。 |
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