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くっきりと富士山
今日は、三浦半島の先端にある三崎の街をブラブラとポタリングすることとする。体調が、あまりよくないことからハードな走りは無し。ほんとうに良く晴れた朝だ。冠雪した富士山が相模湾を越えてくっきりと見える。 私は、基本的に単独で走るのが好きなので(大勢で走るのも楽しいが、やはり、行程を自分で決められないデメリットは大きい)、自分の写真を写すとなると必然的にセルフタイマーとなる。人が大勢いるところで、ジーと一人だけセルフタイマーが落ちるのを待つのは、なんとなくアホみたいなので、今日は、誰もいないダイコン畑で写真を撮った。しかし、ダイコンが育つのは速いもので、アッと言う間に、もう収穫寸前だ。 |
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10時には、城ヶ島公園に着いた。島の南側は岸壁で、秋から初春まで、その岸壁に鵜(ウ)が住むと看板に書いてあった。それを見ようと、ジーと観察するも、どうにも見えない。代りにトンビが、ピーヒョロと鳴いて青空の中を気持ちよく飛んでいた。いい天気だ。 自転車は、公園の入り口に停めておいたが、帰りがけにビックリ。私のロードの周りに、手入れの良いネームブランドのランドナーやフォールディングバイクが10台程停まっていた。そして、その周りには、60歳位の方々が輪を作って談笑していた。生まれて初めて、シニアのサイクリンググループに会った。話す機会は無かったが、彼らの底抜けの明るさに羨ましさを感じた。 |
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三崎の街に入って、また驚いた。「すずらん通り」を自転車を引いて歩いていると、なんとなんと靴屋、駄菓子屋、洗濯屋、花屋、そして八百屋など、今では、郊外の大型スーパーマーケットの出現で、本当に少なくなってしまった「商店街」に出くわした。 極めつけは、左の写真の玩具屋さんで、お祭りの屋台のような品物を店の前に陳列している。さすがに、これだけでは、生活が成り立たないらしく、店の半分は、ゲームセンターになっていた。この玩具屋を見て、自分の娘を、このような環境で育てることができたらなと考えながら、昭和40年代の街並を、ゆっくりと散策した。 |
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実は、会社の慰安旅行で、数年前に、三崎に来たことがある。その時は、旅館に着くやいなや、マグロつくし料理を肴に、夜遅くまで、しこたま飲んだ。そして翌日は、当然のごとく二日酔い。なにも見物せずに「三崎口駅」から電車に乗って帰った。 まあ、それも一つの旅行だが、やはり、天気の良い日に、自転車で、知らない街や村を訪ねていたほうが、体によい。適度な運動のためか、出発前よりも体調が良くなった。今日は、早終い。午後2時10分発の電車で、三崎を後にした。 |
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