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東京湾フェリーとJR内房線の浜金谷駅の接続が悪く、駅で40分間待った。時々、強い雨が降る。浜金谷駅の南にそびえる鋸山は、厚い雲に覆われている。 8時17分発の館山行きの電車を待つ。今日は、走れないのを覚悟して、とりあえずJR岩井駅まで行くつもりだ。もし、そうならば、雨の岩井海岸で、散歩でもしてこよう。 |
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(吉井集落辺り)
JR岩井駅で、自転車の組み立てをして走りだす。鴨川方面に1時間程走ると、一時止んでいた雨がまた降り出した。急遽、道路沿いで雨宿り。 あぜ道に生える彼岸花、そして刈り取りを終えた稲、秋の典型的な風景が目の前に広がっている。よく観察すると、ここら辺りの水田は、棚田であることがわかる。そう言えば、今朝、東京湾フェリーの中で、「棚田を守ろう!」というポスターを目にした。のんびりとした田園風景を眺めながら、雨が止むのを待った。 |
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(吉井の水車小屋)
指をケガした。それも2度である。最初は、東京湾フェリーの中で、輪行袋の中のフロントギアを触った時に、左の人差し指をケガした。2度目は、この「吉井の水車小屋」の隣にある休憩所で、缶詰を開けるのを失敗して、右手中指の内側を少し切った。いずれも慣れからの不注意が原因だ。 雨があがり、雲間から薄日が射し始める天気となった。水車小屋の藁葺き屋根から立ち上る湯気が、日に照らされて、蒸し暑さを感じさせる。水車の回る音と水の流れる音、遠くでツクツクボウシが鳴いているのが聞こえる。 |
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中組辺り
平群神社に着いた時には、雨があがり、雲間にそびえる伊予ヶ岳がくっきり見えた。神社から頂上まで1時間弱を要するという。登ろうかと考えたが、天気が不安定故に諦めた。次の機会にしよう。 富山町は、緑豊かな酪農を主とするこじんまりとした町だが、観光にもしっかり力を入れている。町内を走ると、至る所に、観光案内、ハイキングコース案内の看板を目にする。かなりの数の牛がいるようで、秋風に運ばれてくる微かな牛の匂いもこの町の特徴か。 |
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