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日付: 2016年7月6日
場所: ホッヘン岬(Hofn)
地域: アイスランド(Iceland)
訪問地: Camping at Egilsstadir, 94, Bakkagerdi, Hofn, 94, Egilsstadir(Lyngas guesthouse)


 


キャンプ場一番の早発ち

 午前5時に起床。出発準備と朝食を摂って午前6時にはキャンプ場を出発。 キャンプ場には、多くのキャンパーがいるが一番出発である。  

 目指すのは、アイスランド北東部のフィヨルド海岸。ニシツノメドリ(Puffin)の生息地だ。  

 

 


今日も快晴  

   天気は快晴。昨日よりも、空の青は深い。エジルススタディール(Egilsstadir)の町から、半舗装の道路を北に60kmほど走る。  



 


草原  

   道路の両脇は草原。白鳥のツガイを見かける。繁殖地になっているのだろうか。  

 

 



アイスランドで有名な画家  

 Johannes Sveinsson Kjarval(1885-1968)氏は、アイスランドが誇る有名な画家とのことだ。 アイスランドの南東部に生まれた彼は、晩年の夏を、この地で絵を描いて過ごしたという。

 道路沿いに彼のアトリエの実物が立っており、その横に彼が描いた絵画のコピーを印刷した案内看板がある。 現在の景色と対比して観ることができる。これは面白い。

 何でも彼の功績は、「アイス」というアイスランドのイメージを、絵画を通して緑の国というイメージで西洋社会に紹介したことだと言う。



 



何と自動販売機ではないか

   道沿いに緑のかわいい建物があった。なんだろうと思い、扉の取っ手をひねってみる。 鍵はかかっていないようだ。何と、中には自動販売機が置いてあるではないか。飲み物とスナック菓子類だ。

 これには驚いた。アイスランドに自動販売機、しかもこんな野原の真ん中に、ポツリと立っている。 ところで、買う人、いるのだろうか。



 


河川  

   アイスランドの道路が、河川を横切る際に、必ずその河川の名前が看板となって説明されている。 この看板が、実は、絵になるのである。風雨にさらされて、傾いた看板。これには興味を感じる。



 


峠を越えると緑の山々  

   Puffinの繁殖地に到達するには、大きな峠を一つ越える。アイスランドの峠は面白い。 日当たりのせいか、地質が大きく変わるせいか、景色がガラリと変わるのである。

 峠を越えると、緑が今が盛りの夏草を山麓にまとった山々が目に入る。何とも美しい景色だ。



 



面白い家  

   バカゲルディ(Bakkagerdi)の村に着いたのは、午前11時前だった。 ここからPuffinの生息地までは、距離にして5km程だ。

 バカゲルディ(Bakkagerdi)の村には、あざやかな旧宅があった。つい最近まで使われていた家ということだ。 今は、民族展示館になっている。しかし、まわりの自然に溶け込んだ立派な家だ。なんども、説明看板によれば、内部は30平米だという。 何ともかわいい家だ。  



 


Puffinの生息地  

   実にかわいい鳥である。お腹は白い羽、背中は黒色、そして嘴の先が赤、水掻きも赤なのである。 ペンギンを小さくしたような恰好ながら、この鳥は、空を飛ぶのである。

 図体と資格して小さな翼だが、この翼を思いっきり羽ばたかせて、ロケットのように飛ぶ。 陸上にいる姿からは想像できない姿だ。



 


午後1時半からはハイキング  

   時刻は午後1時半。Puffinの生息地は、しっかり見たので時間が空いた。道沿いにトレッキングコースがあったので、少し歩いてみることにする。 本格的なアイスランドでのトレッキングは、これが初めてだ。

 今の季節、夕暮れ日没の恐れはない。ある意味、体力の持つ限り、歩けるのである。

 登山道を登る。山道のまわりは、まさに手つかずの自然である。峠を越えて、海岸に出る。 何人かのハイキング客がいる。皆、のんびりと、午後の一時を過ごしている。