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日付: 2016年5月15日
場所: チルピクト平原(Chlupickt lany)
地域: チェコ共和国(Czech Republic) モラヴィア地方  
訪問地: Vyrovice, Tvorihraz, Zerotice, Morasice, Hosteradice, Miroslav, Hosteradice, (Chlupickt lany), Vitonice, Prosimerice, Kyjovice, Vyrovice


 



すごい人の数

 朝目覚めても、ホテルの駐車場は満杯だった。どこにこんなに多くの人がいるのかと思うほどである。ホテルは、キャンプ客にも朝食を提供しているようで、レストランの開店時間である午前8時には、もう数組のお客がいた。その後、続々とキャンプ場の方から人が流れ混んでくる。ほとんどが子供連れである。

 不思議なもので、キャンプ場に停まっている自動車のルーフには、自転車を積んでいる車が多い。この近くで、何かのサイクリングイベントでもあるのだろうかと思うほどである。そして自動車のルーフに積まれて自転車の半分近くが、子供用の自転車だ。  

 

 


チェコの典型的な田舎を散歩  

   午前9時前には、走り始める。まずは、一番近くにあるビロビッチェ(Vyrovice)村だ。村の中心にある広場で、パノラマ写真を撮ってみる。空が青いのが印象的だ。



 


空は碧く高いが、ちょっと肌寒い  

   村を抜けると高低差が50m程度の丘を登り始める。周りは、畑ばかりだ。風が少し強い。気温も低くなっているようでかなり寒い。セーターをホテルに置いて来てしまったことを、これは失敗したなあと思う始める。  

 

 


味わい深い風景を持つ農家  

 チェコのモロビア地方の典型的農家だ。どことなく味わいがある家々が続く。3人程のサイクリストが隣を追い越していった。  



 


日曜日に開店している店を見つけて一安心

   実は、今日はお昼の弁当を持参していない。どこかで買いたいと思っているのであるが、どこの村にもあるCoopは、日曜日のために休業だ。これでは昼飯抜きの走りになってしまいそうだ。

 モラジッセ(Morasice)の村に着く。村の中心にロータリー広場がある。その広場に面した家の扉が、どこか商店のような雰囲気だ。商店の前に自動車も停まっており、どうも買い物客のようだ。恐る恐る店の中を覗いてみる。すると食料品棚に物品が並ぶしっかりとした食料品店だった。これで助かった。昼飯抜きの運命から逃れることができた。パンとバナナとチョコレートを買って店のレジに行ってみる。商魂たくましいアジア系の人がレジにしっかりと座っていた。どうだろう40才過ぎだろうか。  



 


微笑ましい風景  

   ミロスラブ(Miroslav)の町に着く。時刻は午後1時だ。地図で見る限り、この辺りでは大きな町だ。もし、感じの良いレストランでも見つければ食事でもとろうかなと考えた。ところが、町のメインストリート上の店は、どこもかしこも閉店だった。一店だけ、それらしきレストランを見つけたが、開店は午後3時からと書かれている。それまでは、とても待てない。

 町をぶらりぶらりと歩いてみる。すると一店のタバック(キヨスク)があった。面白いもので、そのタバックには、販売している雑誌類が飾られていた。特に、子供関係の物品は豊富で、子供にせがまれた親や、また孫の顔を思い浮かべながら買い物をする祖父母でもいるのだろうか。どことなく、生活感があり、興味を惹かれる。



 




移動式養蜂箱トレーラ−とはビックリ  

   時刻は、午後2時を回ったので、そろそろ帰りのことを考えねばと思い、ルートを思案する。せっかく、チェコの田舎をポタリングしているのだから、少し、畑の中にある細道を散歩してみようと考える。ちょうど、満開に近い菜の花畑があり、その中の小道に入ってみる。

 菜の花畑の真ん中に、ちょっとした広場があった。そこには移動式の養蜂箱を積んだ荷台が留められており、その周りをすごい数のミツバチが飛んでいる。羽音がすごい。もし、仮に、ここを飛んでいる蜂に襲われたら即死だろうなと考える。ゆっくりと急ぐことなく養蜂箱の近くを通り過ぎる。はらはらドキドキである。しかし、満開の菜の花畑は、すごいものである。



 


暇で暇でしょうがないピザ屋のオヤジ  

   空は、以前、晴れ渡っている。町で見かける看板の鮮やかさが、空の青に映える。一軒のピザ屋さんが店をオープンしていた。店の主は、暇そうな顔をして、店のカウンダ―でパソコンとにらめっこをしている。日曜の昼下がり、持ち帰りをする人でもいるのだろうか。



 


冷えたビールで一人反省会、至極の時間  

   午後5時には、ホテルに帰ってきた。昨夜がウソのように、静まりかえっている。ホテルは、朝食付きで一泊22ユーロ(約2800円)だ。オーストリアと比べたら半額以下の値段だ。 なんと部屋に冷蔵庫まで付いているのである。シャワーを浴びた後に、朝、夕方のために冷やしておいたビールを取り出して飲み始める。冷えたビールの味は格別だ。