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日付: 2015年11月29日
場所: カーレンベルグ山(Khalenberg 標高 484m)
地域: ウィーン(Wien) オーストリア(Austria)
訪問地:  

Kahlenbergerdorf, Leopoldsberg, Kahlenberg, Kahlenbergerdorf


 


バスでドイツ語

寒い日が続く。最近、なぜか外に出るのが億劫だ。 毎朝日課にしていたジョギングは、この頃は、屋内のランニングマシンで済ませている。 元気がないというか、気力失せたというか、ここぞという思いっきりが鈍い。 今日は、好天になるとの天気。たまの日曜日だ。 遠くではなく、まずは近場から歩こう。  

 ウィーンの北には、ちょっとした丘が連なっている。 この斜面には、ブドウ畑になっている。 この丘からの眺めはすこぶる良い。 ウィーンのみならずアルプスの山々や、遠くスロバキアの山々も眺めることができる。  

 

 


 登り始め  

   この丘に行くにはバスが便利だ。 丘の頂上までは直通バスで行くことが可能だが、これはちょっと面白くない。 できれば、ドナウ川の水面から、ハイキング道を通っていくルートを選ぶ。 いずれにしても、バスには乗らなければならない。  

 地下鉄4号線で終点のヒュッテンドルフまで行き、そこからバスで北上する。 降車はカーレンベルガードルフといい、ここから山登りを始める。 バスに乗ると、すぐに運転手に覚えたてのドイツ語で、行先を確かめる。 「そこには止まるよ。このバスは。」と親切に教えてくれる。  



 


急な坂  

  カーレンベルグ山への登り道は、しっかり舗装されている。 傾斜が10%程度の坂道が延々と続く。 一歩一歩、歩みを確かめながら登っていく。  

 しだいに見下ろす景色が冴えてくる。 ドナウ川が立体的に見え始める。 すばらしい青空だ。  

 

 


素晴らしい眺めに圧倒  

 ゆっくりと登りながら、子一時間ほどで、頂上近くの修道院に着く。 ドナウ島からしっかりと見える今は使われていない修道院だ。 持ってきたコヒーと落花生で一息つく。

 ここから尾根道沿いに歩くこと1時間でカーレンベルグ山の展望台に着く。 ゆっくりと歩く。木々は、葉をすべて落し、もう冬そのものである。 一年前を思い出す。  



 


  ビールを飲みながら

   展望台は、南から吹き抜ける風で、体が飛ばされそうになるほどだ。 さっさと休憩所に避難して、ビールとクロワッサンを注文する。 最近、ビールの飲み過ぎだ。ちょっと注意せねば。



 


 天気は下り坂  

   時刻は正午を回る。 ぽつりぽつりと空に雲が浮かび始める。 その雲が次第に大きくなり、空の大半を覆うようになる。 天気は下り坂だ。

 強風で、体感温度はとても低い。 そうそうに山道を下る。 不思議なものだ、日光があるとなしで、こんなにも周りの景色が変わる。 どうしてだろう。