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日付: 2015年7月12日
場所: ドルフル峠 (Dörfl pass:500m)
地域: オーストリア(Austria) 下オーストリア州(Niederösterreich) 
訪問地: Mayerling, Alland, Dörfl, Hafnetberg, Altenmarkt, Thenneberg, (U-turn) Dornao, Klein-Mariazell, Klausen-leopaordsdorf, Alland, Mayering


 


腰痛に襲われる

 5日前、朝食を準備している時に、腰に電気が走った。 油を取ろうとかがんだ際に、背筋の下の方に痛みが走る。 「ついにギックリ腰がきたか」と不安がよぎる。近くにあった椅子に5分程座っていたら、激痛は収まった。 原因を考える。先週のアイスランド遠征で総延長2,500km近くを自動車で走った。これが原因で疲れが腰に貯まっていたか。あるいは昨夜、10日振りに筋トレをやったことが、腰まわりの筋肉の状態を悪くしたのだろか。

 ここ数日、椅子から立ち上がる時などに痛みは襲ってきた。しかし、全体として見れば、回復傾向にあることがわかる。そして、何とか、サイクリングに出かけられるまでに回復したと思った。  

 

 


いろづく小麦畑  

   アパートの窓から見える景色は、快晴の夏空だ。この素晴らしい天候の下で、アパートの中でくすぶっているのは辛い。ウィーンから30kmほど南西に離れた、メイヤリンク(Mayeling)という村まで来た。そこから西に向かって走る。

 ヨーロッパの夏は、すぐに去ってしまう。7月中旬なのに、もう秋の様相だ。小麦畑が、刈り入れを待っている。先日まで、青々としていたのに、もう小麦色に変色してしまっている。



 


ダニに注意  

   アランド(Alland)の町に到着する。町を小川が流れ、その周りに気の利いたレストランが立つ。 小奇麗な町だ。その市庁舎の前に掲示板がある。 その中に、ゼッケン脳炎の危険地帯を示した地図が示されていた。 所謂、ダニが介在する脳炎だ。私はワクチン注射をしていない。これを見ると、やはり、恐くなる。注射しないといけないなあ。  

 

 


峠のおかしな飾り物  

   アランド(Alland)から国道11号線を南西側に進む。緩い登りが続く。ギアを最大のローにして、ユックリとユックリと腰を気にしながら登る。

 ずいぶん長い時間、登り坂を上っていた感じだ。風が、爽やかなせいか、あまり汗をかかない。しかし、息は上がる。峠につく。かれこれ標高差250mくらいはあっただろうか。

 峠近くに、なんだかよくわからない売店のようなものがあった。要は、いろいろなものを売っているから、近くの村まで来いという内容らしい。しかし、こんなところに案山子を使い、また一応、カウンター形式の店らしくなっているところが、なんとも面白い。



 


教会のミサに参加

   地図上にクラインマリアゼル(Klein-Mariazell)という村に教会のマークがある。何んとなく、面白い物があるのではないかと、寄り道をしてみる。

 オーストリアの教会は、道路沿いに看板を掲げ、ミサの時間を、皆に知らせている。たとえば、「日曜の10時に、ミサをやるよ」という感じだ。

 クラインマリアゼル(Klein-Mariazell)の教会は、手入れの行き届いた立派な教会だ。ちょうど日曜日で、11時からがミサの時間だった。教会の正面玄関の扉が、開いていたので、中を覗いてみる。多くの人々が、荘厳な雰囲気の中で、立席してお祈りをしていた。子供の姿も見える。   



 


腰をいたわる老人走り  

   午後1時を過ぎた。今日は、腰痛のリハビリを兼ねた走りが目的だから、あまり無理をしないようにしよう。これで、今日の走りを止めることにした。

 道添には、冬を準備したマキが山と積まれている。移りゆく季節、この夏は、いつまで続くのだろう。