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日付: 2015年5月15日
場所: オシアッハ湖(Ossiachner See) オーストリア(Austria) ケルンテン州(Kärnten)
訪問地: Hochrindl Ossiachner See Hochrindl


 


外は雨

   夜中、外で雨が降っている気配がした。窓から外を眺める。 案の定、雨がかなり強く降っている。おまけにガスがかかって何も見えない。 これは、最悪の天気ではないか。  

 金曜日は雨の予想だった。実際の天気は天気予報通りだった。オーストリアの天気予報はよく当た。それも1週間の長期予報がよく当たる。 海から遠く、まわりに国々が囲ってくれているから、データ量が豊富なためだろか。  

 

 


宿から30q離れた湖へ  

   一日、ホテルで腐っていてもしょうがない。どこかに行こうと地図を観ながら思案する。 少し離れたところに湖がある。名前がオシアッハ湖(Ossiachner See)と書いてある。

 湖までいって、そこで何をするか考えることにする。

 小雨ながら雨は降り続く。少し、困る。



 


少し、歩いてみよう。  

   ちょっと湖の回りを歩いてみることにする。 幸いにも、この湖には、お勧めの散歩コースがあるらしい。 歩き始める。  

 

 


  雨止む。自転車で走ろう。  

   雨粒が、時折、パラパラと空から落ちてくる。そんなに強くない。 これなら、自転車でも大丈夫じゃないかなあと思う。 なんと、道は、自動車、自転車、歩行者と3通りに区分されている。これはすごい。

 この道を自転車で走らなければもったいない。



 


雨が降り始める。  

   しばらくは良かった。しかし、30分も走ると、しだいに雨が強くなりだした。

 壁に魚の絵が大きくかかれた家。これはすごい。



 


昼飯は雨の中  

   雨は止まない。お腹がすき始めた。どこかに雨宿りできる場所がないかと探す。 それがない。困る。

 どうせ雨着を着ているから大丈夫だと思い、雨の中で食事を始める。 こんな経験は初めてだ。まあ、今の季節だからできるようなものだろう。

 降り続く雨、こんなにまでしてなんで、自転車に乗るのかなあと自問する。



 


面白い絵  

   雨は本降りになった。防水がしていない手袋と靴はビショビショだ。 試しに手袋を取り、それを絞ってみる。水が滴る。

 面白い絵を見つけた。自転車が駐車してある絵が、壁に描かれている。 その前に停まって、記念撮影をする。なんとまあ、自転車に対する思いが強い国 であることか。



 


降りしきる雨  

   ちょっと広い道に出る。自動車に追い越される。どの車も時速100q 近い猛スピードで追い越していく。おまけにすごい水しぶきをあげて過ぎ去っていく。

 雨の日の走りは、根気がいる。

 結局、湖を一周し終えたのは、午後2時だった。走り始めが午前11時だった。 都合、3時間、走ったことになる。そのうちの2時間は雨の中の走りだった。 自分にご苦労様だ。