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日付:2015年2月15日
場所: ワインランド・テルメン地域(Weinland Thermen Region) 下オーストリア州(Niederösterreich) オーストリア(Austria)
訪問地: Liesing, Perchtoldsdorf, Maria Enzersdorf, Mödling, Gumpoldskirchen, pfaffstätten, Baden


暖かい、じゃ、自転車だ

 今日も快晴だ。ずっと、こんな感じでお天気日和だ。  部屋の隅っこに、置かれていた自転車を持ち出して、ウィーン市の南西部に広がる ブドウ畑地域を走ろう。  

 輪行と言っても、この国では分解せずに自転車を電車内に持ち込める。これは、 自転車乗りにとって、とても楽なことだ。  


ウィーン市の最南西端駅で降りる  

  ウィーン市内のリージング(Liesing)駅で降りて、ここから南西に下る。目的地は、 約20q先のバーデン市(Baden)だ。    

リージング(Liesing)からメードリング(Mödling)までは、市街地走行だ。 ブドウ畑は、ほとんどない。ちょうど、ウィーンの郊外地域だろう。  


ワインロードの始点  

     メードリング(Mödling)市街を抜けると、やっとのことでブドウ畑エリアに入る。 ここからが、走りだ。

 上天気の日曜日、ウォーキングや散歩を楽しむ人達で、結構な賑わいだ。


ワインボトルが面白い  

   ブドウ畑は、正直、欧州のそれなりの場所に行けば、当たり前にある。 今は、冬、農家の人は、枝切りや木々の手入れに忙しい。  ちょうど2014年物が、樽だしの頃なのだろうか。至る所に、ホイリゲやるよの ポスターが張られている。訪ねてみたら面白いだろうが、 自転車に乗れなくなってしまうのが残念だ。


のんびりサイクリング  

   のんびりとポタリングだ。風もなく、特段、寒くもなく、言うならばサイクリング日和だ。

 道は、農作業用なのだろうか。結構、手入れされている。この辺り、有名なワインの 産地なのだろか。フランスでよく見られる荒れ果てたブドウ畑はない。


 なんと17世紀の道しるべ  

   なんと1690年の刻印のある道しるべ(石碑?)だ。なんと320年前の物である。 日本は江戸時代だ。表面はラテン語文字が書かれている。何と書かれているのだろう。 ラテン語を読めたら、さぞ、面白いのだろうと思う。

 実は、本当に300年以上も前の物なのだろうか。移設移設は何度もなされているのだ ろうけど。日本なら、これ、国宝級のものだ。それが裸で道の横に立っている。 なんとのどかな風景だ。


 道沿いのシェルター  

   道路沿いに古めかし建物を見つけた。1932年に作られたというシェルターだ。 農作業の人達に作られたものだろういか、それとも戦争用だろうか。いろいろと 考えさせられる建物だ。


 飲酒運転は大丈夫かな?  

   道沿いで見つけたワイン一杯店だ。11月から12月末までしか営業しないという。

 どう見てもこんな畑の真ん中で、道路沿いの一杯飲み屋では、ドライバーも酒を飲んでしまう。 昔の田舎なら理解できるが、21世紀の世の中に、こんなものは珍しい。とても長閑だ。


 なぜかなぜか、腹がとても空く  

   家から別途、弁当を持ってきた。それは11時頃に食べてしまった。でも、 なぜか腹がとても空くのである。

 バーデン(Baden)の街で、日曜日でも開いている店を見つけた。その店で、オーストリア人 に混じって行列の中に並びパンを買う。  チリチッキンサンドイッチで、値段は3.2ユーロ(約400円)だ。劇場前の日当たりの 良いベンチを見つけてガブリとそれをやる。何ともうまい。


 日曜日の午後、老夫婦の散歩  

   ウィーンは観光の街だ。バーデンも同じように観光の街だ。 ただ、ここまで足を延ばす人は、かなり少ないようだ。

 快晴の午後の昼下がり、老夫婦がゆっくりとウィンドウショッピングをする。 どこか、時間がゆっくりと流れることを感じさせる景色だ。