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日付:2015年1月10日
場所: オーストリア ウィーン市 中央墓地   Austria, Wien, Zentralfriehof
訪問地: Simmering,Zentralfriehof, kurpark, Laaer Wald, Arsenal, Hauptbahnhof


あらら雪がない

 この2日程、ウィーンは暴風に襲われている。今朝、窓からの景色が一変していた。 なんと昨日まで雪で覆われていた遠方の山々に雪が見えない。暖かな風が、雪を 全部溶かしてしまったようだ。

 地下鉄でシメリング駅まで移動する。ここからは、歩きだ。


墓地は考えさせられる。  

   墓地に来るといつも思う。死んで埋葬された人々の人生だ。 恐らく、ごく普通に生まれて、生きて、死んだ人たちがほとんどだろう。 そして墓石だけを残して、どこかに行ってしまう。

 50年や70年なんて、あっという間だ。騒いでも何しても、時間はしっかりと経過する。 何か、虚しい、人生だ。


 墓地でコヒーを一杯  

   風が強い。木々の枝をゴオゴオと揺らしている。雲がすごい速さで東から西に流れる。

 人影は、まばらだ。 幸いにも風は冷たくない。風に吹かれても極端な寒さは感じない。


首都の隣に、こんな場所があるとはビックリ  

   これがウィーンだろうか。都会からほんの少し離れただけで、もう、田舎風景が広がる。 空の雲間に、太陽が顔を出すようになった。

 風が息をする。台風のような風だ。体が風に持っていかれてしまうようなすごい風圧を感じる。


なるほど、ここが南の丘だ。  

   ウィーンの南に、ちょっとした高台がある。標高が256mと言いうから、 ドナウ川から標高差で100m位の丘だ。山のような感じではない。

 その丘について、不思議に思っていた。アパートの窓から眺める風景で、 なぜ、あそこだけ高いのだろうと考えていた。そして、今日、そこを訪れた。 なるほど、こういう丘だったのかと思う。


夏はダニの天国  

   夏のウィーンは、ダニに注意という。ブッシュには入るなとのことだ。 ここのボヘミアン丘は、ダニのメッカのようだ。公園の 至る所に、ダニに注意の看板がある。

 冬の森は、風音が響くだけで、生命の活動の兆候はない。写真の ような門が迎えてくれる。冬は冬の良さがある。


雲がとても美しい?尾を発している  

   風のせいか、雲がすごい色を発している。太陽光線を跳ね返して、 恐らく小さな氷の粒が、光を反射しているのだろう。思わず、止まって、見続けてしまう。

 しかし、雲は、日々刻々と姿を変える。なんと自然は多様なんだろう。


   A1の塔  

   窓から、いつも威張って見える近代的な塔が気になっていた。 ちょっと足が疲れてだるいが、この塔を目指して歩く。登れることを期待する。

 塔の下について、ちょっと失望だ。これはオーストリアのインタネット会社の A1の施設だという。中央研究所の一施設だとういう。  

 よりによって、ナポレオンが作った歴史的建造物である武器倉庫に隣接して こんな無機質の塔を建てるとは、オーストリア人はすごい。