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日付:2015年1月4日
場所: オーストリア  ウィーン ラインツア動物公園 Austria, Wien, Lainzer tiergarten
訪問地: Hutteldorf, Lainzer tiergarten (Nikolai-Kapelle, Hirschgstemm, Gutenbachtor, Lainzer Tor, Rohrhaus, Nikolaitor), Hutteldorf


昨夜の雪

 昨夜の10時、家の外に出たら雨交じりの雪が降っていた。午前1時、寝ざめて外を眺めたら 結構、雪が積もっていた。午前5時、起床だ。昨夜より少し雪が解けているようだ。

 ということで、一日で世界は変わっていた。雪で滑りそうな道を注意して歩きながら、昨日の動物公園へ向かう。


 先客あり  

   公園は午前8時に開門する。私は8時半に入園した。ところが、道に足跡がある。 すでに、先客がいるようだ。

 また、いのししと思われる足跡も至る所に見られる。結構な数のイノシシが、放し飼いにされているようだ。


寂しそうなイノシシが一匹  

   木の下で、一所懸命、土を掘って食べ物を探している一匹のイノシシを見つけた。 顎が動いていることから、何らかの食べ物を土の中から見つけているようだ。

 生まれてから朝から晩まで、食べものを探す。寒い冬も暑い夏も、ただ、食べ物 を探して彷徨い続ける。そして、歳とったら、自然の中で、そのままくたばって、 他の動物のエサになって、消えていく。  考えされられる風景だ。なんらかんら言っても、人間も結局、同じじゃないか。


玉堂の絵に出てくる松そのものだ  

   ずいぶん幹の長い松だ。これを観たら、すぐに玉堂の絵を思い出した。 風が強くない地域の松は、こんなに幹が伸びるものだろうか。これはすごい。  


イノシシが見送ってくれる  

   今日は、よく歩いた。午前8時半から午後2時半まで雪景色の森の中を歩いた。 とても疲れた。門を出ようとしたら、数匹のイノシシが見送ってくれた。

 囲いの中の世界しかしらないイノシシだ。天敵がいないことから、のんびりしている。 動物公園と言いながら、イノシシしかいない公園だ。幸せに生きてくれ。