home

日付:2014年12月20日
場所: オーストリア  ヘルマンズコーゲル(Austria, Wien, Hermannskogel:542m)

訪問地: Heiligenstadt, Grinzing, Hohenstrasse, Hermannskogel(542m), Schottenwald, Hutteldorf, WienflussWeg, Hietzing


なぜか黄色に塗られた道路

 ウィーン市の西に広がるウィーンの森を今週も攻める。 今日は、若干、風があるがモヤは出ていない。完全に冬の天気だ。  ドナウ川を渡る黄色の橋。目印になり、目が覚めるが、あまりに色彩感覚がすごい。 今は、歩行者と自転車専用として使っているようだ。


グライジングの街並みを西に  

   ここはウィーンの19区だ。所謂、高級住宅街が広がる。洒落たレストランも道沿いに並ぶ。 こういう街は私は苦手だ。  

   まずは、先週と同じ道を走るが、グライジングからコーベンツルまでの登坂だ。 少しづつ、高度があがっていく。とともに、両サイドの家が少なくなる。 そして完全な森の中を走ることになる。 

 

先週、訪れたコーベルツルの丘にて  

     よく晴れている。朝の光がまぶしい。マウンテンバイクに乗った 若者が2名、何やら話をしていた。  その横を通ると、ハローと挨拶をしてくれた。  

 知らなかったが、どうもこのコーベルツルの丘は、ハイキングを楽しむための 基地になっているようだ。この丘まで市内からバスで来て、そしてここからウィーンの 森の中に入っていく人がどうも多いようだ。

どこまでも続く森の中の石畳道  

   コーベンツルの丘を過ぎると、登坂ばかりでなく下り坂も多くなる。 相変わらずの石畳だ。これは、そのうちにパンクするなと思う。パンク対策を しっかりしないといけないと自分に言い聞かす。    

 辺りはすごい森だ。冬のせいか、木々の一本一本まで見えるが、夏はこれはすごいだろうい。 まさにむせ返るようなような緑だろう。  木々の幹の太さがなんとなく統一されている。しっかり定期的に手入れしていのかな。    


ウィーン市の最高標高地を目指して  

   石畳道を外れてダート道に入る。時折、マウンテンバイクが追い抜いてゆく。 やはり、この森を楽しむのはマウンテンバイクかな。  

 目指すは、ヘルマンズコーゲルだ。ところどころ、雨に濡れた道はヌカルンでいる。 靴が汚れないようにゆっくりと押し歩きだ。急がない、急がない。人生、コツコツと やっていればそのうちに何とかなるものだ。焦ったら負けだ。急がば廻れ。  


アンテナを張られた哀れな塔  

   午前11時過ぎに目的地に到着した。中世の塔には、登れなかった。季節が悪いらしい。 標高が高いせいか、風が強い。そして寒さを感じる。この塔を眺めながら、昼食だ。 パンとコヒーとリンゴにミカンだ。いつもと同じ定番メニューだ。  

   それにしてもこの情けない姿がなんだろう。19世紀には、オーストリアとハンガリー帝国の 地図上のゼロポイントだったいう高貴な場所だ。ところが、 今の体は何だ。体中にアンテナを張られ、水も無残な姿になっている。  


天気は上々、これで風がなければ最高  

     下り道が多くなる。時折、雲が陽射しを遮るが、高緯度地方の 昼間の太陽光線は柔らかだ。  

 冬や冬なりの走りの良さがある。12月は、太陽光線が弱弱しい季節だ。実は、それが好きだ。  


自動車が多くて危ない  

   高原道路(Hohen strasse)を走り終える。今度はヒュテドルフ方面に向かう。 ところが、急に車通りが多くなった。小輪径の自転車は風に弱い。風に吹かれると ハンドルを取られる。これは危ない。  


川沿いに作られた散歩道  

   しかしウィーン市はすごいと思う。いたるところに自転車専用車線があるし、 自転車乗りには至れり尽くせりなところがある。  

「WienflussWeg」というこの道は、小川沿いに沿って、山の中からシェーンブルグ城 辺りまで続いている。たまの土曜日だ。この道を散歩する人も多い。 風も強いし、寒い。こんな悪条件でもこれだけの人では、いったい夏になったらどうなって しまうのだろう。