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日付:2014年12月13日
場所: オーストリア  レオポルドスベルグ、カーレンベルグ(Austria, Leopoldsberg, Kahlenberg)   

訪問地: Wien(Franz-Josefs-Bahnhof駅), Klosterneuburg Weidling, Hohenstrasse, Waldseipark Kahlenberg, Kahlenberg山(484m), Leopoldsberg(425m), Cobenzl, Wien(Heilingenstadt)


さあ、まずは電車に乗ろう

 国によって電車の乗り方が微妙に違う。欧州は基本的に同じだろうが、少し異なる場合がある。 ウィーンのフランツヨセフ駅(Franz-Josefs-Bahnhof)から北に向かう。

目指すは4駅離れたクロステールブルグ・ワイドリング駅(Klosterneuburg Weidling)だ。 適当に自動販売機で買ったら、2.2ユーロの切符が出てきた。ところで、改札 はないのだろうか。普通、ヨーロッパの近郊線は、改札があるのだが、見当たらない。 コンポステする場所もない。


電車はガラガラだ  

   電車の出発は午前9時32分だ。自転車持ち込みOKの車両に乗る。 と言っても、車両は全部で2両だけだが。  出発間際に数人が乗ってきたが、まだまだガラガラだ。

 電車の中はとても綺麗だ。アナウンスは次の停車駅を言うだけで、 電車が止まった際は教えてもくれない。静かで良いが、少し寂しい。

   

 400m級の山頂を目指して走り初め  

     先週、登った丘を今日は、北ダレ斜面から攻める。高度差は数百メートルだろうが、 坂道は意外に急だ。大型の観光バスに追い抜かれる。本格的な坂を登り始めるまでは、 近くに住む人々の車がひっきりなしに通る。

 不思議に思うのだが、すれ違う車を運転するのは、大概は、若いお兄さんだ。 それも一人乗りだ。土曜日の時間が時間だからか、ちょっと不思議な感じだ。  

走り難い、石畳道路にびっくり  

  しばらく登ると道は石畳になった。これは自転車のタイヤによくない。 今回は特に、細いタイヤだ。幸い道が荒れておらず、石畳が綺麗になっている。  追い抜かれる時は、道の横によるが、それ以外は、自転車のタイヤに負担が かからないように慎重に走る。    


カーレンベルグ山頂は観光客多し  

   ほどなくしてカーレンベルグ山(標高:484m)に着いた。 ウィーン市内から白と赤の表示タワーが見える。なるほど、そこに着いた訳だ。 頂上には、ホテルもあり、レストランも、お土産用の売店まである。  

 教会が一つ。そのまわりに、大型の観光バスが3台停まっていた。なんと市内から からここまで登ってくるバスまであるではないか。  


残念ながら、ガスが出て絶景は楽しめず  

   天気さえ良ければ、美しいウィーンの街並みが見下ろせる筈だ。 ところが今日は、ガスが出てしまって遠くが見えない。  高いビルが薄っすらと見える程度だ。  

 観光客は、せっかくここまで来たのだからと記念写真を撮っていく。 世界中にどこでもある光景だ。  


風が少し強いが弁当だ  

     風が強い。少しルートを戻ってレオポルドス山(Leopoldsberg:425m) の頂上に登ってみる。ドナウ川から見上げる丘だ。その頂上に教会が建っている。 先週の登りでは、これは教会ではなくて、どこかのお金持ちの別荘かと思った。  

 ところが頂上に到着してみると、古い教会だ。側壁にはめられたガラスの一部は 破損している。風情のある教会だ。ここで昼飯だ。  


レオパルドス山頂は人少なし  

   ここからの眺めはすごい。ドナウ川を見下ろせるとともに、ウィーン市内も 一望できる。  ガスはかかっているが、眺めはまずまずだ。天気の良い日に再訪してみたいほどの 素晴らしい景色だ。  


コーベンツルの丘は動物園かな  

    ホッヘンストラーセ(Hohenstrasse)を走る。相変わらずの石畳だ。  土曜日、道沿いのハイキング道は、多くのハイカーが歩く。  

 しばらくしてコーベンツルの丘に着いた。野外スポーツの基地らしい。 駐車場の横には動物園らしい一角がある。そこには子供が遊ぶ。子供の声がまわりに響く。  


自転車を引きずってブドウ畑をゆっくり下る  

   自動車を離れて、ウィーンの街に降りることにした。  まわりはブドウ畑だ。自転車に乗るのがもったいない。  写真を撮りながら、ゆっくりと歩いた。  

 まだまだ、夢を見ているようだ。なぜ、今、私はここにいるのだろう。こうして 異国の地をサイクリングして廻る。人生はほんとうに わからない。明日のわが身がどうなるかも。腐らず、素直に進むことが、どうも 大事なようだ。