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日付:2012年7月28日
場所: フォン・ビーブ池:標高1,896m(フランス:Pyrénée orientale)   

訪問地: Ussat les Bains, Trascon sur Ariège, Porté-Puimorens, Étang de Passet, Étang de Font Vives, Llivia, Bourg-Madame, PuiGcerda(Spain)

   

1924年製の鉄橋に感激

 泊まった街は、かっての温泉保養所だ。その街と国道は、20世紀前半に 造られた橋でつながっている。

 鋲でしっかり鉄と鉄をつなぐ、芸術的な建造物だ。フランスには、国中至る所に このような素晴らしい建造物がある。

 

温泉保養所は閉館  

   歴史的な建造物を思わせる建物は、現在、閉館中だ。中を覗いてみたが、ほんの数年前まで 営業していたような形跡がある。隣街のアックス(Ax-les-bains)にお客を取られてしまったのだろうか。

 

トラスコンの街を散策

 本日の目的地に向かう電車の出発時刻が午前10時21分なので、それまでトラスコン の旧市街を散歩する。同じ色の屋根瓦が、まわりの景色にぴったりだ。

 昨夜、雷が鳴り、激しい雨が降った。その名残が、山々にガスとなって残っている。


標高1,562mの電車駅に到着

標高472mのトラスコンの駅から標高1,562mのポルテ・ピュイモルン(Porté-Puimorens)の 駅まで登るのに、電車は1時間以上かかった。降りた客は私だけ。天気は、最高に 晴れあがった。高原の日差しが、とにかく眩しい。


ピレネー地方の典型的な家屋に感激

 ポルテ・ピュイモルン(Porté-Puimorens)の村を散策する。一軒の 古めかしい家を見つける。なんとも趣のある家だ。


   昼食はパッサン池の湖畔で

 パッサン池(標高1,728)は、ダムでせき止められた人口の湖だ。 湖の周りは、バカンスを楽しむ人たちでゴッタがえしている。

 パッサン池(標高1,728)の湖畔に、バカンス客相手のスナック屋が空いていた。  フランス語の苦手なおばんさん店員は、眼の前で、私が注文したサンドイッチを造ってくれる。 カモンベール入りのハムサンドを頼んだ。ところが出てきたのは白チーズのハムサンドだった。 まあ、これで良いやということで、それを食べる。ところが、蠅を一杯体につけた馬が、私の ところに寄ってくる。これには困った。


自転車をパッサン池に置いてまわりを登山

 天気が良い。昼食後、少し歩くことにした。パッサン池の周りの木に自転車を縛り付ける。 そして山道に入る。目指すは標高1,896mにあるフォンビーブ池だ。


高度があがるとともに景色も変化

歩く。少しずつ高度があがっていく。するとまわりの景色の雰囲気もドンドンと変わっていく。 すれ違うグループに子供が多い。バカンスシーズンである。耳にする言葉は、スペイン語だったり 現地語だったり、またフランス語だったりと多種多様だ。


神秘の湖は子供だらけ

これだけの高地にある池だ。もっと神秘的な池を想像していた。 ところが、観光客で一杯である。ちょっと残念だ。


ビキニを着た御嬢さんの腰のクビレ

 池を抜けて、滝にでくわす。そこでは多くの観光客が、水遊びをしていた。 と言いっても、水が結構冷たいらしく、水際で遊んでいたと言った方が正しい。  ビキニの若いオネイサンの腰のクビレがすごい。これも自然の造形物と思えば、 大自然の一部だ。


暑い夏のダウンヒル

 山遊びを終えて、宿泊地のピュイセルダ(Puigcerda:Spain)に向かうために、国道を 南下する。地面からのアスファルトの照り返しがすごい。途中、 花崗岩の山々が造る独特の地形が拡がった。この暑さがなければ、最高なのだが。


手前がスペイン、向こうがフランス

 川が国境だ。交通標識、広告の文字がガラっと変わる。すごいものだ。 今晩は、スペイン川で宿泊だ。理由は、ただ単に、宿泊料が安いだけだ。