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日付:2012年7月2日
場所: ソフヘイマジョクル氷河(アイスランド)   

訪問地:  Reykjavik,Selfoss,Skogafoss,Solheimajokull,Vik, Myrdalssandur

   

午前5時に出発

 目覚めは早い。午前4時過ぎには、もう目覚めてしまった。 午前5時過ぎ、ホテルを出発。一路、東に向けて車を走らす。 1号線は今の時間、ガラガラだ。

 道路脇に噴煙が見える。さすがに火山国であることを実感する。

 

午前7時にガソリンスタンドで朝食  

   道草を喰いながら自動車で走る。途中、何度も道沿いで写真を撮るために停車する。 どこのアングルを切っても、絵になる風景が続く。ある意味、国中が国立公園だ。

 何か食べられないかと思い、ガソリンスタンドに停車する。場所は、レイキャビックから60キロメートル程走った セルフォス(Selfoss)という街の手前だ。

 

コヒーがうまい

 アイスランドは、売店で紙製のコップを買って、セルフサービスでポットからコヒーを注ぐことになる。 簡単で、良いシステムであると思う。ここでは、コヒーとウィンナーが中心に入っているクロワッサンのパンを買う。 これで日本円で400円程度だ。


干し草の刈り入れ

 実はアイスランドでこんなに放牧が盛んとは知らなかった。牛、馬、羊を結構見かける。 短い夏に緑の牧草を刈ってしまうらしい。どの牧草の塊も、なぜか白いビニールで覆われる。 フランスでは、ほとんど裸の束なのだが。


念願の中央リフト帯に入る

 実は、今回のアイスランド旅行で一番見たかったのは、この海洋プレートのぶつかり部分である リフト帯だった。山の地形がごつごつしたところに感心する。

 道端に小さなシェルターを見つける。隣に説明用の看板があった。読んでみる。 昔、道路事情が悪かったころ、このシェルターの中にミルクの缶を置いて、太陽光線から守ったという。また 子供が冬の寒いときにスクールバスが来るのを待ったという。1960年代に実用に使われなくなったという。 今では、タンクローリーが各農家をまわって牛乳を集めるし、子供はスクールバスが集めるという。 時代の流れを感じる。


     2010年の火山噴火

 2010年5月に噴火したエイヤフィヤトヨークトル火山の噴火だ。この噴火で、欧州発着の飛行機が 1週間程影響を受けた。その写真が道路わきに飾られていた。


今の姿

 同じ場所から撮影した今の風景だ。残念ながら雲が立ち込めてほとんど見えない。

実は、新聞に載っていたエイヤフィヤトヨークトル火山の噴火の瞬間の写真で、その写真に 3つのサイロが写っていることを薄らと記憶していた。そのサイロが目の前にある。 なにか不思議な気持ちになる。2年前、この火山噴火など別世界の出来事と思っていた。


   みごとな滝

   スコガフォス(Skogafoss)の滝だ。実にすばらしい滝だ。遠くから、その水しぶきが 見えていたので、ぜひとも寄ってみたいと思った。 近くにあった滝の解説板には、アイスランドで一番美しい滝とのことだった。

 なるほど、高さといい幅といい、たまたま雪解けの満水期なのか、これは見事な滝だ。


汚れた氷河

 1号線を離れ、ダート道を数キロ走ってソフヘイマジョクル氷河(Solheimajokull)の末端に着いた。 時間は午後2時過ぎだった。  氷河の末端は汚いとは知っていたが、異常に汚れている。よくよくこの黒色の原因を見てみると これは、2010年に噴火したエイヤフィヤトヨークトル火山の火山灰が積もっていた。しかし、この 色には、幻滅だ。頭の中にあるイメージと違う。


氷河を割ってみる

 近くにあった石を金づち代りにして、氷河を割ってみる。確かに綺麗な透き通った氷だった。 なめてみる。もちろん冷たい氷の塊だった。氷河が、ほぼ標高0メートル地帯まで接近しているとは 、さすがにアイスランドは極北の国だ。ヨーロッパアルプスでは3000mぐらいに行かないと見ることはできなからなあ。


   遠く氷河に覆われた山々が見える

さらに1号線を東に進む。すると少し天気が回復してきているようだ。氷河に覆われた 山々が見えだした。これには感激だ。


   帰りは雨

 午後5時に今日の走りは止めた。レイキャビックまで引き返すことにする。 途中、何回も激しい雨降りに会う。何とか天気が回復してくれないものだろうか。