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日付:2012年6月24日
場所:    ミオーの大橋( Viadux de Millau)   

訪問地: Rodez, Millau, Poucho d'Agast (841m) Forêt Dominale du Causse Noir, Chaos de Montpellier-de-Vieux, La Roque-sainte-Marguerite, Gorges de la Doubie, Millau, Rodez   

   

 1本目の橋

 ホテルは朝食をサッと食べて、7時ちょっとすぎにチェックアウトした。 コース・ノアル国定公園に行く電車は午前8時52分だ。1時間ほどの時間が空いた。

 ロデーズ市街にある17世紀の橋を見に行く。趣があり良い橋だ。

 

倉庫のようなロデーズ駅  

   屋根があるだけマシだ。ロデーズの駅は、まさに倉庫のようだった。 ミオー行きの電車は、たったの1両電車だ。ここから1時間でミオーの街に着く。

 

   午前10時、暑くなってきた

午前10時にミオーの街に電車は着いた。終着駅だ。車掌はおばさんで、 駅に着いたとたんに、「よい1日になると良いね」と声をかけてくれた。終着駅まで 電車に乗っていたのはたったの4人だった。


2本目の橋

 この橋は2003年に建造された新しい橋だ。フランスのテレビコマーシャルや雑誌に、たびたび 出てくる巨大な橋だ。見上げると、その大きさの威圧感はすごい。この橋の名前は、ミローの大橋だ。


世界最高の支柱

 この橋の展示館に寄る。多くのフランス人が見物している。この橋は、3年で作ってしまったという。 支柱の1本が、高さ343mで世界一だといいう。入口の受付嬢に、徒歩でこの橋に登ることは できないものかと聞いてみる。「できない。これは高速道路だ。」とソッケナイ返事。


      ユーロ札の裏の橋

 この展示館に来るまで知らなかった。5?から500?までのユーロ札の裏には、橋が描かれている。 5、10、20、50、100、200、500?札がある。5?札がローマ時代の橋に始まり、その後の 橋の変遷が額が増えることに新しい橋になり、500?札が現代の橋だという。

 なるほど、少し賢くなった。


   ミオーの街が見下ろせる丘

 ミオーの街の東に標高841mの丘がある。その丘に登る。汗ダクダクである。

 頂上は、気持ち良い風が吹いていた。パラシュートを楽しむ若者が離陸の準備をしていた。 若いと言うことはいいことだ。こんなスポーツ、齢とったら、お金くれても敬遠だ。


   丘の上からの眺め

   丘の上からは、午前中に訪れたミオーの大橋も見える。しかしすごい見晴だ。最高だ。


   乾いた喉に一杯のビール

 丘の上は、だだっ広い台地地になっている。この丘への登りで、持ってきた水をすべて 飲み干してしまった。この台地の上では水無地獄だ。喉がメチャクチャ乾いた。 小さな村を見つけ、その村にレストランがあった。時間は午後3時過ぎ、店には誰もいない。 大きな声を上げてマダムを呼び出す。そしてビールと水を注文する。

乾いた喉を冷えたビールが通っていく。もう、これは最高だった。ついでに買った500ccの水も あっと言う間に飲み干した。


どこまでも続く手付かずの森

 真夏のコースノアール(Causse Noir)の森だ。普段、あまり雨が降らないのか、 地盤の水持ちが悪いのか、独特の植生だ。しかし、こんな山の中を サイクリングしている自分を思うと何と幸せな身分なんだろうと思う。


   水遊びを楽しむ人達

 数百メートルの落差を下って、台地から降りてきた。サントマーガレット村の川沿いで、 何人かが水遊びを楽しんでいた。真夏の風景だ。セミの鳴き声が谷に響き渡る。この風景、 どこか「忘れてしまった夏の風景」そのものだった。

 道沿いで水飲み場があった。谷間から流れてくる水を頭からかぶる。冷たさで頭が痛い。 この痛さ、昔を思い出す。どこか、遠い夏にタイムスリップした気持ちになる。


   ミオーの街で帰りの電車を待つ

 電車を待つ。その間、街のカフェに座ってビールを飲む。水、ビール、すごい消費量だ。 これこそ夏のサイクリングだ。ビールを飲んだとたんに、今日の走りを終えた気持ちから 疲れがドサッと出る。もう、立ち上がるのが億劫になってきた。