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日付:2012年5月28日
場所:    ピュイモラン峠( Col de Puymorens : 1920m)   

訪問地: Canillo, Port d'Envalira(2409m), Estany de les Avelletes(2258m), Col de Puymorens(1920m), Mérens-les-Vals, Ax-les-Thermes   

   

朝はいつも快晴

 ホテルには2泊した。今日で、アンドラ公国とはおさらば。 昨日と同じように、街で一軒しかない売店で、昼食を調達する。 写真右に見える小さなお店が売店だ。  

 

一昨日の雨宿り現場も快晴  

   アンドラ公国とフランスを結ぶ国道は一本しかない。 従って、一昨日と同じ道を逆にたどることになる。雨宿りでしばらく時間を潰していた 場所からは、こんな素晴らしい景色が見られるとは驚きだ。

 

     風が冷たい

 標高が2000mを超すと風が急に冷たくなる。それにもめげず、一所懸命、ローギアで 登り坂と格闘である。幹線道路のためか車通りが多い。風が強いうえに、その風に煽られる場合もあり、 自転車の運転に気を使う。


2409mのエンバリラ峠は2度目

 午前11時半には峠に辿り着いた。ホテルの標高が1560mだったので、ざっと850mの標高差を 攻めたことになる。午前中は足が元気なのが何よりだ。

 峠の気温は摂氏6時との電光表示。体が冷えないうちに、一昨日のレストランに入る。 そしてもちろん注文したのは、生ビールだ。


標高2258mの神秘の湖を前にサンマの蒲焼

 山の中で少し遊んでいくことにした。峠からパドカス(Pas de Case)のスキー場に降りて行く間に 綺麗な湖がある。そこで昼食を食べることにした。友人からもらったサンマの蒲焼を肴に ビール。そしてトマトをおかずにフランスパンが今日の昼食だ。


     美しい湖だ

標高2256mにあるアベレッタ湖だ。小さいながら結構、神秘的だ。今の季節、まだまだ 雪が残る。夜には氷点下の気温になうのだろうか、氷が湖面を部分的に覆う。


   フランスに帰ってきた

   午後2時、48時間ぶりにフランスに帰ってきた。 何と言っても、表示がすべて理解できるところが良い。高度が下がるにしたがって、 天気も安定してきているようだ。


    フランスの峠を一つ制覇

    このまま、下山してしまうのも勿体無い気がした。近くの標高1920mのピュイモラン峠に寄っていくことにした。 なだらかな坂を、少し登るだけで、簡単に峠に着いた。


   滑石の鉱山

   この峠からは絶景が眺められた。峠から少し徒歩で周りを散歩する。 地図を広げてみて、まわりを観ていた。すると一人のサイクリストが自転車を横に停まって 話しかけてきた。このまわりを走って、今帰るとのことだった。  そのサイクリストに、沢の奥に何かの鉱山があるのかなあと尋ねた。 すると、彼はかっては滑石(タルク)鉱山があったと説明してくれた。 親切なサイクリストに感謝だ。  


     ローマ時代の教会跡  

 アックス・レ・テルムの街に向かう途中で、メランという村に立ち寄った。 村の観光案内板に、ローマ時代の教会跡が村の奥にあるとの記載があった。  寄ってみることにする。何でも、19世紀のフランスとスペインの戦争の際に 火災で焼け落ちてしまったという。趣のある教会だ。


    温泉町で時間つぶし

 アックス・レ・テルムには、午後7時前に帰ってきた。帰りの夜行列車は午後9時21分に出発する。 2時間半をこの街で時間つぶしすることになる。この街には至る所に温泉の自噴泉がある。泉に手をあててみると 確かに温泉であることがわかる。