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日付:2012年4月22日
場所:    チャロン・アン・チャンパーニュの平原 (Châlons-en-Champagne)   

訪問地: Châlons-en-Champagne, Fontaine, Coole, Sompuis, Vitry-le-François

   

モスクワ行の電車

 パリ東駅で出発を待つ国際列車を見かけた。  ロシア直行の電車、パリを午前8時28分に出発し、モスクワ到着は翌日の夕方とのこと。 一度乗ってみたいものだ。

 

曇天のシャロン駅  

     シャロン・アン・シャンパーニュは、パリの東150kmに位置する。電車で1時間半で到着した。
 天気はあいにくの曇天だ。天気予報によると午後には良くなるとのこと。 期待しよう。

 最近、妙に腹が減る。朝食をしっかり食べても午前10時を過ぎると空腹感大だ。駅前の パン屋は土曜休みの張り紙がしてあった。少し、街方向に走って昼食用のパンを買う。

   

     この平原が見たかった

 シャロン(Châlons-en-Champagne)からヴィトレイ(Vitry-le-François))の街を ゲネル川(Le Guenelle)が走る。その川の両岸に、ちょっとした丘陵地帯が拡がる。この丘陵 地帯を総する呼び名は、どうもないらしい。

 2週間前にヴィトレイからバール・ル・デュック(Bar-le-Duc)の間を走った。その時に、この丘陵に 魅せられた。一度、ゆっくり走ってみたいと思った。そして、今日、ここに来た。


     ぬかるむ道路

 昨夜の雨で道がぬかるむ。ぬかるみの酷いところに石灰岩の小石がばらまかれている。 農作業用の道路なのだろう。

 この地帯から数十キロ北上するとシャンパン用のブドウ畑が広がっている。それを思えば、 なぜこの地にブドウが育たないのかが理解できる。この水はけの悪さは厄介だ。


     午後、少し天気が回復

   午後になった。雲が薄くなったようだ。物に影が見え始めた。それとともに、 今が満開の菜の花の黄色が冴え始める。うっすらと菜の花の香りが風に乗ってくる。
 上空にヒバリが何羽も飛んでいるらしく、ピーチクとうるさいくらいに鳴いている。
蜜を集めるくる虫も多い。まさに春爛漫である。このまま、天気がよくなり、青空が広がることを願う。


     寂れた村

 Cooleという村に着いた。寂しい田舎の村だ。「Coole」とは、よく言ったもので、これクールと 発音するのだろうか、それともクオールと言うのだろうか。先日、初めて知ったが動物園「zoo」のことを 結構多くのフランス人が「ゾー」ではなくて、「ゾオー」と発音していた。疑問だ。  


     天気予報はハズレ

  午後3時をまわると、空の雲が厚くなった。残念だ。仮に快晴の下でこの景色を観たらなんと すばらしいことだろうと感じた。    


     高台からの眺めは最高

 ソンピユイ(Sompuis)の村を抜けて、しばらく登り坂が続く。そして峠を越えると一面に田園風景が広がる。
 ここからビトレイの街までは、約10km程度。自転車でサッと走ってしまうのがもったいなく感じて、テクテクと 歩き始める。時間は午後4時を過ぎた。天気のせいか周りが暗くなる。異様な雰囲気を感じる。幸い、 雨粒は落ちてこない。


     2週間振りの街

   午後5時過ぎにビトレイの街に着いた。幸い、雨降りには遭わなかった。 小さな街だ。落ち着いた良い街だ。今晩は、ここに宿泊する。